◎ 働き方改革
さて、
2019年4月より
「働き方改革法案」が
施行されました。
この法案が施行された背景と目的は、
以下になります。
【背景】
日本は、「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」
「育児や介護との両立など、
働く方のニーズの多様化」
などの状況に直面しています。
こうした中、投資やイノベーションによる
生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・
能力を存分に発揮できる環境を作ることが
重要な課題になっています。
【目的】
「働き方改革」は、この課題の解決のため、
働く方の置かれた個々の事情に応じ、
多様な働き方を選択できる社会を実現し、
働く方一人ひとりがより良い将来の展望を
持てるようにすることを目指しています。
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参考)「働き方改革」の実現に向けて/厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148322.html
法案は全部で8つの項目に、分かれています。
例えば、
・残業時間の「罰則付き上限規制」
・5日間の「有給休暇取得」の義務化
・「勤務間インターバル制度」の努力義務
といったものがあります。
そして、当たり前なのですが、法を遵守しなければ、罰則があります。
『残業時間の「罰則付き上限規制」』 であれば、
月に45時間、年に360時間以上の残業があると、
・従業員1人あたり30万円以下の罰金
・もしくは6ヶ月の懲役
・ひどい場合だと厚生労働省による企業名を公表
という罰則があります。
・仕事の優先順位をつける
これからの時代
今まで以上に仕事の優先順位を見直し
より効率的に進めていく必要があるのです。
これからは、仕事を行うときに
・なぜ、この仕事をやる必要があるのか?
・本当にこの仕事をやる必要があるのか?
・この仕事をやめることはできないか?
・ツールやシステムを活用して、時間短縮できないか?
・外部に任せられないか?
という視点がとても大事になってきます。
ムダな脂肪をなくし、細マッチョな働き方が、求められているのです。
人の時間を大切にする
また、人のスタンスで言うと、
「人の時間を大切にできる人」が
この先、生き残っていきます。
考えれば当たり前ですよね?
社会全体が
「今の働き方を見直して、より良い将来を生きていこう!」
という流れになっているのに、その逆をいく人が重宝されるわけがありません。
しかし、人の時間を大切にする前に、やるべき事があります。
それは、
「自分の時間を大切にする」
ということです。
「自分の時間を大切にする」とは、
自分の時間を優先順位の上位に、持ってくるということです。
他人に簡単には使わせないということです。
自分の時間を大切にできない人は、人の時間を大切にはできません。
何気ない自分の行動や言葉が、人の時間を奪っている可能性もあります。
「仕事なんだし、やるのが当たり前だろ?」
といった感覚で業務を依頼したり、時間に関係なく、夜遅くまで対応してもらったり!!
自分が自分の時間を大切にしていないと
「俺も頑張っているんだから、お前も頑張れよ」
というメッセージを言葉にする・しないに関わらず、伝わってしまいます。
だから、そうならないためにも
まずは「自分の時間」を大切にすることが
求められます。
・時間感覚は感情で変化する
人は感情によって、時間の感覚が変わってきます。
例えば、仕事で集中している時や忙しい時って、時間が過ぎるのが早かったりしますよね。また、付き合い初めの彼女との楽しいデートの時間もアッという間ですよね。
楽しかったり、興奮した状態だと、そのことに集中するので 、時間があっという間に過ぎていきます。
「あれ?もうこんな時間?」と感じるのはこのためです。
逆に、つまらない、退屈と感じてしまうと、そのことに集中できなくなるので、時間はゆっくりしたものになります。
「まだ5分しか経ってないの!?」と感じるようになります。
時間は同じように流れているのに、感情によって速く感じたり、遅く感じたりするのです。
どっちが、充実感や達成感を得られるかと言うと、もちろん前者になります。
なので、楽しい、嬉しい、興奮する、などプラスの感情が出てくるように
工夫をすることをオススメします!!
つまらないと感じているものも、楽しくなって集中して
あっという間に、時間が経つようになります。
仕事や勉強など、時にはつまらない、退屈だなと思うことがあるかもしれません。
時間制限を設けて、効率アップ
そんな時は、
・●時までに、この仕事を終わらす! ブログを書き上げる
といったタイムトライアルをしてみる
・同じ作業を繰り返す場合は
1つの作業をより速く完了させるには
どうするか考えて実行してみる
などの工夫をして、楽しくて集中できる時間にしましょう!!
時間制限を決めて、作業に取り掛かることは、脳科学的にも集中力アップやパフォーマンスの最大化を促進させてくれると証明されています。
脳を騙して、モチベーションアップ
自分がゴール、目標に、向かっているときに、自分を褒めていますか?
成長の結果(ゴール、目標を達成すること)は、見ることができますが、
その過程では自分がどう成長しているのかは、見ることができません。
「一応、努力しているけど
自分が成長している気がしない・・・」
と想うことがあるかもしれません。
もし、ゴール、目標に向かって、何か行動をしたときは、その都度、自分自身を
褒めるとモチベーションは向上します。
脳の仕組みから言うと、 褒められることで
それが「快楽」として結びつき、 次も喜んでやるようになります。
これがないと、人は疲弊していくだけです。
なので、 ゴール、目標に向かって行動している自分を、褒めてください。
僕も毎日やってます。 笑
「ブログ2時間で書けた。 俺って、やればできる!!」
「今日も筋トレで 、腕立て伏せの最高記録を更新した。
やっぱ違うな、天才やな〜!!」
「自分は、いつも返信が早いな〜!!頭の回転がピカイチ!!」
こんな感じです!!(笑)ちょっとナルシストぐらいが、ちょうどいいです。
こうすることで脳は、
行動すると褒めてもらえる
↓
褒めてもらえると気持ちいい
↓
気持ちいいから、また行動する
↓
行動すると褒めてもらえる
というプラスのサイクルを繰り返します。
だから、
あなたは自分自身の行動を、大袈裟に褒める必要があるのです。
逆のパターンだと、
行動すると叱られる
↓
叱られると苦痛を感じる
↓
苦痛を感じるから、行動しない
となり、負のスパイラルに陥ってしまいます。
なので、ゴール・目標に向けて、行動しているときは、自分をとにかく褒めましょう。
もちろん、これは自分だけじゃなく、他の人にも有効です。
働き方改革は、自分の為に、そして自分ができたら、人の為にも
自分はやります!!
自然と行動したくなる環境を、自分から作っていきましょう。
まとめ
「令和時代のタイムマネジメント」では、
・仕事の優先順位やそもそもの必要性を見直す
・自分の時間を大切にし、人の時間を大切にする
・時間制限を設けて、仕事を効率よく回す工夫をする
ということが求められてきます。
そんなこともあり、僕は必要ないと判断した仕事は、どんどん辞めています。
「人の時間を大切にしてないなー」
と思う人とは距離を置くようにし、何か依頼をされてもお断りをしています。
「令和」という新しい元号になった良いタイミングを活用して、あなたも仕事のやり方、時間に対するスタンスなどを、改めて考えてみてはいかかがでしょうか?