パーソナルトレーナー(Personal Trainer)

消防士からパーソナルトレーナーへ転職??

トレーナー業界の多様性

昨今のトレーナー業界は、多種多様で幅広くトレーナーと言う、パーソナリティが重要視されている。みなさんの知っている所で言うと、ライザップのパーソナルトレーナー(personal trainer)やトータルワークアウト、セントラルスポーツやコナミスポーツと言った所でしょうか。

このパーソナルトレーナーは、お客様のニーズにお応えしながら、主に女性はダイエット専門のパーソナルトレーニングをしている方が多いと思います。男性は筋肉を増量したい方やボディビルやベストボディジャパンの大会(筋肉の芸術の祭典)に向けて、鍛えている方が大半です。

一方でコンディショニングトレーナーやストレッチトレーナー、メンタルトレーナーなど、現在のパーソナルトレーナーの幅はどんどん広がっています。それだけ専門領域の知識の深さがあり、浅い部分は世の中に浸透しており、世間一般的な身体や健康に対する意識や常識レベルが向上していると言えます。それ故に、必然的にトレーナーに求められる技術や知識量も向上しているのでは無いかと考えます。

近年では、マインドフルネスを取り入れた企業も増えており、メンタル(精神面)の重要性を重視している背景も読み取れます。スポーツ業界だけではなく、世の中が成熟社会へと進行しており、企業も業績を残し、各業界で生き残るために、推奨しているのでしょう。

なんか、お堅い話をしていますね。笑

ちょっと、成熟社会とパーソナル=パーソナリティに焦点を当てますと、、、、

世代間の価値観のギャップ

まず。現代がなぜ成熟社会になっているかの説明からします。

価値観の大変換が起きていると言うことです。

価値観とは、自分自身が過去に経験したことや考え方です。

今の60歳以上の方々の価値観の大部分を占めているのが、食べ物です。

なぜなら、戦後間もない間は、ろくに食事を取れずに、餓死していた子どもたちもいました。また、食事を満足に取ることができていないから、痩せ細るし、身体が小さい方は多いですよね。私たち世代とは比べ物にならないです。なので、60歳以上の方から、気に入られると、大概が飯に連れて行って頂き、ご馳走をしてくれる事が多いです。

次が、40歳代〜50歳代の方々は、、、、、、お金です。

いいですね〜勢いと貪欲さ、カリスマ性を兼ね備えている方が多いですね。

なぜなら、高度経済成長期の真っ只中を幼少期で物心付いた頃を過ごしたからです。周囲の大人が、こぞって、高級車やブランド物を身につける事がステータスとなっていたからです。それを見て育つと、憧れて行きますよね。幼い頃の憧れが将来に繋がると感じています。

そして、20代〜30代の自分と同じ世代の方々は、

価値観の中心がこれです。

『心』

今巷でよく聞かないですか?

信用の時代が来ている。信用が換金される時代だって!!

信用の換金は、クラウドファンディングのことを示しています。

夢は誰にだって見つけられる

さあ、この現代社会の心が成熟社会と言いたいんです。

マズローの欲求段階説を聞いたことはないでしょうか?

一番下の段階として、生理的欲求 → 生命を残したい欲求

食べたい時に、ご飯を食べれる。便を出したい時に出せる。生命を残すためのちょめちょめをできる。と言ったようなことです。本能のままに生きることが出来ている状態です。

二番目に、安全の欲求 → 身の安全を守りたい

暑さや寒さを凌ぐために家の中で、暮らせる。戦後は焼け野原で、なかなか寒さを凌ぐのも大変ですよね。夏は夏で虫が湧いている外で、生きるのは至難の技ですね。

三番目は、所属と愛の欲求 → 家族や会社、チームに所属すること

今の日本社会は、大体の方が家族がいて、子どもなら学校に所属し、社会人は会社に所属していますよね。私は1人で行きて来たんだって人はいないですよね。笑

もしいたとしたら、ただの傲慢ですね。周りの人に感謝しましょう。今日会った人に「ありがとう」って言ってみれば変わるかも。

四番目が、承認欲求 → 自分を認めたい。または、他人から認められたいと言う欲求です。この段階から、人としての欲求レベルが上がって来ます。今の日本社会はここの段階ではないでしょうか。自分を認めることも相手を認めてあげることも向いてるベクトルの先は心です。自分のことを大切にする心、相手のことを大切にする心です。現在の日本の子どもたちは、世界の子どもたちと比較して、自己肯定感(エフィカシー)が低いと言われています。

なぜでしょうか?

はっきり言えるのは、今の大人たちの姿が、辛そうだからです。大人になったら辛いことしかないんだと、写っているからです。幼い頃から見ているものが、憧れにもなるし、ああいう風にはなりたくない、マイナスのイメージも植え付けています。

今の日本の社会は完全に成熟社会となっており、生活レベルが上がっているから、求められている欲求も上がっているんです。それと同じくして、ビジネスレベルも全体的に向上しているし、パーソナルトレーナー業界ももちろん向上しています。

そして、日本社会は最後の段階

自己実現の欲求 → 自分の能力を発揮して、自分の夢を叶えて行くこと

皆が夢を持って、歩んで行く時代が来ると、みんな輝いて見えるんでしょうね。ただの綺麗事かもしれないですけどね。言われても夢なんて無いし、って言う人もいるでしょう。自分はそれでもいいと想います。夢なんてそんな直ぐに見つけられるものでも無いし。夢があるから幸せだとも言いません。

そんな人は、ぜひ夢を持っている人を応援してあげてください。

夢を応援するのは誰でもできますよね。

世の中で、人々のために成し遂げたい夢を持っている人がいて、その夢やビジョンその人の生き方が素晴らしいと共感するなら、手を貸してあげて下さい。そしたら、いつの間にかその人の夢が、あなたの夢にもなっているかもしれません。

別に、夢が一緒でもいいじゃ無いですか。自分がそう思ったなら、自分の思ったように生きればいいじゃ無いですか。世の中は進んでいます。あなたも進みましょう。

ちょっと話が、長くなりましたが、今の日本社会は説明した通り、成熟社会に入っています。そこで、心の時代が来ている中で、パーソナル=パーソナリティ必要となるのです。

やっとパーソナリティが出て来ましたね。笑

パーソナルトレーナーとは?

これから様々な分野のパーソナルトレーナーという職業は、人々から求められる存在になって行きます。人間性・あなたの心を求めていると言っても過言ではありません。自分がトレーナー時代に経験した事を少しお話しします。

自分が初めて、パーソナルとしてついたお客様に施術をしていたところ、恐らく、初めての施術だったので、めちゃくちゃ下手くそだったと想います。本当に、こんなんでお金を戴くのは、恐縮でしたが、言いました。

「今日はいかがでしたか?自分は初めて施術をさせて頂きました。申し訳ありません。正直言って、上手くできたかはわかりませんが、宜しければ、今後もお客様のお身体の事を一生懸命サポートさせて頂きたいので、次回から指名という形でお客様の見させて頂けないでしょうか?」

「良いわよ。あなたに頼むわっ」と言って頂くことが、多々ありました。

なぜだと想いますか?

自分はその頃は何も計算もしていないし、ただただ目の前のお客様に真剣に向き合っていただけです。今振り返って想うことは、これです。

お客様の事を一番に考えて、お客様の話を聴きながら、お客様の事を想いながら、話していたからです。しかも一生懸命に!!

人として、選んで頂いたのだと、感じる瞬間でもあります。

もちろん、それが100発100中では無く、専属トレーナーとして指名して頂けるとは限りません。施術の技術を求めているお客様には、どんなに一生懸命でも響かないでしょうし、トレーナーとの呼吸や話の間が合わなければ、お客様から支持を得ることはできません。上級レベルです。

そして、パーソナルトレーナーは、お客様と長期に渡り関わって行く職業でもあります。週1回ペースで来店するお客様とは、家族みたいな関係になることがあります。この1週間であった出来事を話して行くからです。もちろん、生活習慣から体質の改善を促していかないと、お客様の要望に答えれないことがあるからです。だから、時には食事の注意もします。寝方や普段の姿勢のアドバイスもします。言い方は、めちゃくちゃ気をつけますけどね。

パーソナルトレーナーは、一生をかけて、お客様のサポートをして行くパートナーにならないといけません。

自分が犯してしまった最大の過ちは、パーソナルトレーナーとして、指名してくださったお客様を別のトレーナーにバトンタッチした事です。トレーナー失格だと想いました。

自分が辞める事を伝えると、皆さん快く優しい言葉を掛けて下さいましたが、自分が最後の日に、言われた印象的な言葉があります。

「あなたが辞めるなら、私も辞めるわ。これが最後。。。

ありがとね。』

泣きそうでした。

本当に申し訳ない事をしてしまったと、辛くて、悲しくて、、、、、

ただ、自分の人生はもう前に進んでるから、、、とか想いながら、、、、

自分はなんて、いい加減で、自分のことしか考えてない奴なんだと、、、責めました。

言いたいのは、身体のサポートをパーソナルトレーナーとして関わることは、お客様の人生サポートをする事に繋がります。あなたならどうですか?

中途半端にされたら、嫌ですよね。別にトレーナーが変わっても誰でも良いっていう人もいますが、関わったなら、責めて節度ある引き継ぎをしなくてはいけないなと感じました。それだけ深いってことです。軽く辞めれないということです。想い出も深かったから、少し重くなりました。絶対に辞めたらいけないという話では無くて、関わりが深くなる分、慎重にお客様の事を考えないと、トレーナーとして失格です。

関われば、関わるほど本当に楽しくなる仕事でもあります。実際に自分は辞めたくて辞めた訳でもありません。自分の経営している居酒屋の経営危機だったから、辞めざる終えなかったんです。

本当に人生は何があるか分かりません。

パーソナルトレーナーという職業は、もしかしたら、自分の天職だったのかもしれない。そう想うぐらい、日々が楽しくて、充実していました。だから、成果も出ていました。正直これからって所でしたが、、、運命には逆らえなかった。。。。

パーソナルトレーナーは、元消防士の方や怪我をして、競技の現役から引退せざる終えなくなった方が活躍できる素晴らしい職場です。

是非ご参考にどうぞ。