最高経営責任者(CEO)

消防士から経営者になるまでのストーリー

 

バディとの出逢い

2015年5月末で、自分は消防士を辞めました。

その後、将来の目標として、自分で飲食店を経営したいという意思があったので、飲食店で就職して、修行を積むために、何社か面接を受けており、3社中3社の企業様から採用通知を頂きました。転職市場において、消防士は非常に好印象です。

その内、大手企業・中小企業・ベンチャー企業からの採用を頂きました。

普通なら、福利厚生や給与が安定した大手企業を選ぶと思いますが、自分が選んだのは、大手でもなく、中小でもなく、ベンチャー企業です。

なぜなら、大手企業で安定して、働いて給与を頂いて、人生を終えたいのではないから!!チャレンジするために安定職である消防士=公務員を辞めたのだから!!

大手は決まり決まったマニュアルの中で、与えられた仕事をこなして行けば、それなりに勤まるし、店長になるまでも時間がかかる。キャリアアップに時間がかかり過ぎると思ったからです。シンプルに能力がある人間を飛び級でキャリアアップしてもらえるとは、考えていなかったです。

その反面、ベンチャーは人材もまだまだ不足している中で、店舗数もまだまだ少なく伸び盛り、自分から会社の為に、アピールして行けば、会社と共に成長し、経験を積むチャンスは非常に多いと感じたからです。その他、社長の人生に共鳴したからです。

出逢ったベンチャー社長の人生の歩み

社長は、幼い頃に親に捨てられ、お寺の住職に拾われ、お寺で衣食住をすることになります。そして、幼い頃からサッカーをしており、中学校卒業と同時にイタリアにサッカー留学をし、高校卒業と同時に、一度日本に帰国してから、再びイタリアに行き高校時代過ごしたイタリアで出会ったピザ屋で住み込みでピザ職人として、修行を積み日本に帰国後ピザ屋をオープンし、「ピザを日本の食事の文化にする」というビジョンを掲げていました。自分は、チャレンジし続けることが人生だと考えています。同じように、挫折を繰り返していても、チャレンジし続ける社長のチャレンジに共鳴し、ここで働こうと決意しました。

そして、働き出して、感じたことは、流石のベンチャーやりがいはありそうやなーって感じです。やはり、まだまだ人材も少ない状態で、働く従業員も20代ばかりで、活気に溢れていました。

活気はあるけど、販促活動や店内・厨房のクレンリネス、ホスピタリティ等々、管理面全般はまだまだ、行き届いてない感じはありました。

あっ、なんでそんなに偉そうなんって感じなんですけど、自分自身は大学時代にマクドナルドで3年間アルバイトとしており、トレーナーとして新人アルバイトの子たちの指導をしていたので、ある程度の知識はありました。

大学時代マクドナルドでの経験がまさかここで活きるとは!!笑

そうこうして、2ヶ月後の8月です。

その後のバディと出逢います。バディは、元々はマクドナルドやモスバーガー、バーガーキングとファーストフード店を渡り歩いていた。なかなかいけてる人でした。何がいけてるって、あの時の自分は本は読んでないし、正直民間の企業がどうなのかも分からない状況でした。一緒に勤務している中では一番頭の回転が早く、考え方もしっかりしている。同じく独立志向もあり、読書もかなりしているみたいで、物事の見方が少し違うなと感じました。話をしていると実は、居酒屋を経営していた経験があるという。

その時は、一緒に居酒屋を経営するとは考えていませんでした。

そして、その後自分は、人柄や評価をかわれて、職場を移動することになります。

 

新天地で飛躍??職場改革!!

 

新天地は、更に年齢層が低く、20歳前後の学生と外人、20数人を管理する立場に抜擢されます。まだ入社して、4ヶ月ぐらい!!20歳前後の働くのが初めての学生やフリーターのスタッフを纏めるのは、かなり体力を消耗する日々でした。モラルは最強に悪い中、どう自分を保ちながら、引っ張って行くのかを非常に考えさせられるました。

例えば、販売していた、ポテトをお客様のまで普通に食べるし、オリジナルピザを作って、試食!!笑

レジ前にお客様がいるのに、厨房でおしゃべり!!

もちろん自分は、すぐに職場の改革に動きます。まずは、いきなり飛び込んできた、信頼関係の一つも築けていない新参者が相手をしてくれる訳がありません。だから、まずは既存のスタッフの話を聴くことを徹底しました。

「自分はこういうお店にしたいんだ」「もっとこうすればお店は良くなるから」っと自分の考え方を押し付けはせずに、「このお店どう想う?」「働いていてどう?」「働くの楽しい?」店舗で一緒に働いている全てのスタッフには声を掛けて行きました。

時には、恋愛の相談に乗ることや就活、学業について話をして行く中で、気づきました。個人個人は、今のお店の状態は良くないということは理解している。だけど、集まるとふざけてしまう。自分はこの時点で、お店は変えれると確信しました。もう一個同時並行していたことが、スタッフルームの清掃とトイレ掃除です。スタッフルームとトイレにお店の働いているスタッフのモラルが出てくる!!

トイレには神様がおるんやで〜

この時読んでた本が「夢をかなえるゾウ」だからです。笑

そして、ここから更にアプローチを掛けるために、理念の共有をアルバイトの数名ずつで行うことにします。小規模の4・5人ですることで、会社の理念やビジョンを一人一人に伝えたかったからです。正直同じ話を何回もしているので、効率は悪かったかもしれませんが、、、自分は人を育てるということは、効率が悪い方が心に響くと考えているからです。人間関係において、効率が悪いとは長い時間をかけて、その人自身を認めてあげること、心を満たしてあげることに根本はあると思います。

すぐに心に響く人もいれば、なかなか響かない人もいるから、正解なんてないんです。

ただ一つあるとするなら、その人の生き方を認めてあげることです。

そして、日々声掛けをし、徐々に信用も溜まって、店舗内の働いている雰囲気も変わって来たと思っていたら、、、矢先に事件は起きます。

 

もう一人の社員が、飲酒をした後に、勤務に入り仕事をしていたことが判明したからです。自分は店舗の責任者として、勤めており自分の管理責任を問われました。確かに全ては自分の責任でした。

 

どうする事も出来ず、ただただ、自分の不甲斐なさに、何もできていなかった事に、自分自身に失望していました。その後、自分は引き篭もる事になります。

 

 

 

 

1日だけ!!笑

その後の人生の道を自分自身は悩みました。

また、別の飲食店に再就職するのか?

実家の徳島に帰って実家の家業を手伝うのか?親も帰って来いって言ってるし、もうこれ以上心配を掛けても行けないから、帰る選択をしようと、、、

悩みに悩んでおり、後の勤務期間を消化していると、バディから声が掛かりました。

バディと他2名で飲食店開業に向けて、進めているそうでした。

その当時は、7つの習慣をモチーフにした居酒屋をしようとか?なんだかんだと盛り上がっていました。そして、バディから声が掛かります。

「なんか元気ないね〜」

自分「そうなんですよ。もう実家に帰ろうかなって思ってます。」

バディ「それやったら、一緒にやろ」

自分は、その時楽しそうだなっと想い、迷わず

「やりたいです」

 

その後、物件探しや仕入先の築地市場への視察を含め、カッパ橋へ食器を見に行くなど、東奔西走する事になります。仕事の合間を縫って準備を進めていた為、1日が過ぎるのは、あっという間でした。

何度も4人で、ミーテングを重ねる中で、現実的に考えて!!

いきなり、4人分の給与を捻出するのは厳しいだろうという事で、自分と島崎さん以外のメンバーは、家庭の事情や生活面で、無理があり、給料なしでもやると手を挙げた自分は経営者として、スタートする覚悟を決めました。

 

消防士を辞めてから、僅か半年ほどで、

消防士から経営者へ

人生は自分の選択で、ジェットコースターのように激変して行きます。

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