ライフハック(Lifehack)

元消防士がVUCA時代を読み解く!現代の生き方!!

VUCAとは?

Volatility(変動性)

Uncertainty(不確実性)

Complexity(複雑性)

Ambiguity(曖昧性)

VUCA・・・ブカORブーカ 

上記の4つのWordの頭文字をつなぎ合わせた造語。現在の日本は勿論のこと、世界各国で、社会経済環境の大変革期に突入している。謂れは、1990年代のアメリカで冷戦終結後の国際情勢を意味する軍事用語として使われ始めたが、2016年1月に各国の政財界等の要人が参加し、開催された世界経済フォーラム(通称ダボス会議)でも、世界の現状を表現する為に「VUCAワールド」というキーワードが話題に挙がった。

VUCAを読み解く

現代は今までのロールモデルの崩壊を、至る所で叫ばれている。

どんなセミナーに行っても、どんな勉強会に行っても、どんな人に逢っても言っているのは、今までの常識は通用しないという事。だから、過去の成功体験に囚われ、変化を拒んでいる人、変化を受け入れる事が、出来なければいずれ崩壊することは間違いない事実だ。

終身雇用・年功序列・年次昇給・退職金制度等、大企業・公務員が安定している。

雇用主がいて、従業員を道具のように使う時代、ものづくり日本のビジネスモデル

高学歴の者が、責任者として管理を実施し、低学歴の者は言われた単純作業をこなしていれば、ピラミッド構造の社会は必然と成り立っていた。

言ってしまえば、どの立場の者も考える事をしていなかった。

そして、これからは違う。

過去の常識は、これからの未来は、通用しない!!

なぜなら、新興国の発展の勢い。そして、IOTやAI技術の進歩であったり、CtoCや外国人労働者の増加、日本人口減少、超高齢社会により、労働力人口は2014年6,587万人から2030年5,683万人、2060年には3,795万人へと加速度的に減少していく。総人口に占める労働力人口の割合は、2014年約52%から2060年には約44%に低下することから、働く人よりも支えられる人が多くなる。

ありとあらゆる問題が、日本には顕在している。

では、現在の世界の情勢を踏まえながら、VUCA(ブカ)を読み解く

Volatility(変動性)

アップル社のアイフォンのモデルチェンジは1年に一回のスピードでモデルチェンジから、そして、経済界で頻繁に言われているのが、ビジネスモデルの変化のスピードの速さ。今までは、おおよそ10年間が寿命と言われていたのが、5年ほどに縮小したとも言われている。

それも、ビジネスモデルをコピーする事が容易になったということでもある。新しいアイデアを生み出し、世の中に提供したところで、すぐに真似をするライバル企業が現れる。そして、本家がコピーに負けて行くこともある。それが悪いことだとは思わないし、消費者からすると、企業間競争により生まれたサービスは、よりクオリティが良く、サービスレベルも格段なものを手に入れる事ができるので、良い事である。競争の激化は益々険しくなって行く事でしょう。

人材育成や品質の向上、企業ビジョン等々挙げればキリが無いが、組織としての本質を失ってしまった組織は淘汰されて行くことも間違いない。

本質=なんのために世の中に存在する組織なのか。存在価値。組織ビジョン。

ビジョン無き組織やビジョン無き人に、人は集まってこない。

Uncertainty(不確実性)

これからは、一社目の会社で生涯を終える人は居なくなる。

戦後日本のものづくり時代から、新卒一括採用、平均横並びから始まり、年を重ね結婚、出産し子どもができれば、マイホームを購入するためのローンを組んで、退職すれば、老後を退職金生活をして、生涯を終える。このような人生を過ごす人は、現代に何%の人たちなのでしょうか。まず、人生100年時代と言われているので、65歳で定年退職すれば、少なくとも30年近く生きなくてはならない。退職金で済むのでしょうか。

恐らく、「年金制度の崩壊も近い」という、メディアや巷では、破綻説があったり、ネット場でもあることないこと書かれているが、間違いなく言えるのは、年金支給額は減少するということ。

親世代の暮らし方が、理想だとしていても、同じようなライフスタイルを過ごすことは困難になってくる。

Complexity(複雑性)

外国人労働者や女性の社会進出により、社会は新たなるイノベーションを要求されている。そして、ダイバーシティ(多様性)ある組織文化の醸成へ努めていかなくてなはらない。今までは外国人労働者は、低賃金による単純労働を強いられてきたが、これからの時代は違う。外国人労働者の受け入れ緩和が制度として、取り入れられたことにより、日本の外国人人口は増加する。外国人は地元の文化も持った言わば、ナショナルチームの代表選手である。だからこそ、能力に応じて、クリエイティブな業務を任せることが求められる。

価値観や文化の違いを受け入れ、日本企業は変化に対応しなければならない。

Ambiguity(曖昧性)

現在の世界経済を牽引しているのは、GAFA(ガーファ)

G・・・Google

A・・・Amazon

F・・・Facebook

A・・・Apple

正直、この4社で社会が回っている。分からないことがあれば、Googleエンジンで検索

食品や衣料品等、必要なものはAmazonで手に入る。FacebookはYouTubeも傘下に入っている。SNSでコミュニケーションすること。SNSで収益をあげることも可能。Apple社のiPhoneで、それらのツールも全て活用できる。

しかし、GAFA(ガーファ)でさえも、どうなるかは分からない。

私は、SoftBankの孫さんがAIの開発(自動運転)に躍起になっている様子に注目している。AI・モビリティの世界がこの先10年足らずで、本当に来るかもしれない。

未知の世界すぎて、全く意味がわからない。

兎にも角にも、これまでのエスカレーターのような、ライフステージは無くなり、この世の中の複雑に絡み合った答えのわからない世界。

また、世界中の人々とインターネットを通じて、生き方・価値観やビジョンを国境を超えて、繋がることが出来ている。そして、多種多様であり選択肢が増えていることが、世界を曖昧にさせているのかもしれない。

結論

私たちは、自分自身の生き方ビジョンを持つこと。

自分自身のアイデンティティ(生き方ビジョン)を大切に、世界へ発信して行くこと。

組織に所属していても、未来はどうなるか分からないからこそ、組織に依存せず、自分自身のできること、能力や知識・情報・人脈のネットワークを形成していることが、VUCA時代を生き抜く最大のポイントである。

と自分に言い聴かせた!!笑