消防士(Fire Fighter)

なぜ、消防士をやめる決断をしたのか?

全力で走り抜けた日々

自分は、2011年4月1日東京消防庁へ入庁から

ずっと、走り続けてきた!!

誰かに、何かを言われるでもなく、何かに追わている訳でもなく

あの頃から自分は、走っていた。

消防士を辞める日まで!!

自分の消防生活は

2014年5月31日をもって終わりを告げた。

この3年2ヶ月の期間は、非常に濃密な時間となった。

社会人として、初めて勤め上げた3年2ヶ月

この間に自分は、人生で大切な事を様々な現場で教わった。

消防士の現場は、常に人の命が関わっている。

だからこそ、

現場には笑顔はない

一生懸命さは伝染する

人の心は人の心で動く

人によって、当たり前に生きている事は、当たり前ではない事もある

と言うことを、身をもって感じることができた。

心から感謝を想う

そして、今こうしている間にも、人の命は世界中、至る所で亡くなっているということ。

それが、飢餓かも知れないし、戦死かも知れない。

または、病死かも知れないし、殺人によるものかも知れない。

事故による死かも知れない。

自分は、この平和な時代に生まれ、しかも日本という安全な国に生まれていることに感謝せずにはいられない。

もし、戦国時代に生まれていたなら、戦でいつ命を失うかも解らない。

いつ切られるかも解らない時代に生きていたとしたら、きっと家族との時間や友達や仲間との時間が、何気無い日常が幸せに感じていたのかも知れない。

戦争も同じ!!

戦後の自給自足、配給を頂いてた時代に生きていれば、食事の瞬間がどんな幸せだったんだろうか。

戦後も企業戦士と言われ、勤勉にガムシャラに、今の日本を創り上げてきた、日本の先祖の方々にも感謝をしなければいけない。

もし、持病持ちで先天性障害があったなら、自分はどうなっていたんだろうか。

五体満足で生まれてきたことを、両親に感謝の想いしかない。

今の現代でも、世界を見渡せば、戦争は世界の何処かで起きている。

でも、自分たち日本人は、そんな事も感じることなく、何不自由なく生活ができている。

もし、今の時代に生きていて、日本に住んでいて、不自由というならば、何も世間を知らないと言っても過言ではない。

ただの贅沢だ。

日本に生まれ、日本人として、贅沢を追求して、もちろんダメだとは言わない。

自分も日本人という事で、今の自分にできる最大限の贅沢を追求している。

ただ、その贅沢を追求して、自分はダメだから、耐えられないから、自ら命を絶つのだけは、自分は許せない。自分は全力で止める。

選択肢は星の数ある

もっといっぱい選択肢があることに目を向けてほしい。

その仕事が全てではない。

その学校が全てではない。

言ってしまえば、その家族が全てではない。

嫌なら、自分は飛び出して良いと思う!!

そして、日本にも拘らなくて良い。

もっと、自分がのびのび生きていける場所はある。

見つかるまで、ずっと探せば良い。

自分の魂を輝かし、一度っきりの人生を生きてほしい。

自分は、消防士として、仕事をしていたことを今でも誇りに想っている

なぜなら、上記のような、普通に生きていたら、経験できない命を短に感じることができる世界を体験し、普通なら気づけない様な経験値を与えてくれたからであり、一緒に半年間過ごした、同期も自分にとっては、大切な仲間となった。

こんなことを言っていると、いつも言われるのが、

「消防士を辞めたこと!!後悔してないの???」

はっきり言います。

後悔をしないように、今を全力で生きる

後悔してないけど、もし怪我をしてなかったら、

どういう人生を歩んでいたんだろう。

と考えることは、偶にある。

自分は想います。

どちらにしても辞めていただろうと!!

なぜなら、好奇心旺盛で、ジッとしてられない!!

そして、指図されるのが無理!!

自由度が効かないのが、苦痛でした!!

こんな社会不適合者だからこそ

「あの時辞めなければ、良かったのに」っとか、言われない様に!!

バカにされない様に!!

後悔しないように、今を全力で生きる!!

消防士として仕事をしている間にも、もちろん仕事だけではなく、趣味もめちゃくちゃしたし、恋愛もめちゃくちゃした。遊びもめちゃくちゃした。

常に、自分なりに全力で、狂喜乱舞した!!笑

山登りやトレイルラン、クライミングに、サーフィンやダイビング等々、とりあえずやりたい事をやってきた。

自分は、周りの先輩や上司、同期に恵まれていたおかげで、良くも悪くも平和ボケしていた!!

後に、本当の社会という無法地帯へと、飛び出していく。

消防士を辞めて、わずか半年で、経営者となった。

それまでにも色々なドラマがある。

経営者になってからも、相変わらず自分は、いつも何に向っているのかも解らず、走っていた。ただの馬鹿だった!!!競走馬の様に、何かにケツをしばかれながら、ゴールのないトラックを無限ループの様に走っていた。

自分は人を疑うという事を知らなかった。

何回も人を信じて、裏切られることの連続だった。

自分は、それから、アホみたいに勉強をした。

アホみたいに働いて、アホみたいに考えた。

まず、経営の知識も少ない。人を見る目もなかった。マネジメントができるわけでもない。

人脈がある訳でもない。圧倒的に世間知らずで、勉強不足だった。

ただ、お陰様で、読書の大切さや勉強をすることの大切さに気づいた。

だからこそ!!

自分を騙そうとした人にまで、自分は感謝した。

自分を精神的に追い込んだ人にも感謝した。

でないと、ここまで成長した自分は居なかったから!!

一度っきりの人生をこれ程にも濃い色付けをしてくれる事は無かったから!!

ちょっと、言いたいことを、書き連ねた文章なので、分かりにくいかも知れんけど、

なんせ!

幸せは自分の心の中にある!!

幸せの基準は自分で決めるってこと!!

自分はこれからも変わらないでしょう!!

過去も今も未来も全力で走り続けることに関しては!!

どこかで、出逢った時は、温かい目で見守ってください!!

きっと、あなたも刺激を受けること間違いなし!!

これまでのストーリー

消防士のリアルな現場 第一話

消防士のリアルな現場 第二話

消防士のリアルな現場 第三話

消防士のリアルな現場 第四話

続編
その後のストーリー

消防士から経営者になるまでのストーリー

経営者の心構え

経営者として船出

経営の厳しさを痛感

経営者としての学び