消防士(Fire Fighter)

東京消防庁のパワハラ・いじめの実態と回避法について(自分の実体験から話します

はらちゃん
はらちゃん
今回は、ちょっとディープなお話をします。
消防の世界の闇の部分です。

パワハラ・いじめの実態

正直言って、東京消防庁でも、パワハラやいじめはあります。

実際にどんなんがあったのかと言うと、、、消防学校時代にはヘルメットの上からど突かれたり、三段蹴りを入れられたり、笑

まあ、これは仕方ないと思っていて、ど突かれた時は、訓練中で恐らく消火訓練をしている時だったと思うんですが、間違った活動をしたり、ロープ結索でモタついていたからだし、三段蹴りされた時は、手術して、病み上がりの初訓練で、疲れていたのか。無意識で教官が話している時に、下を向いていたんで、そこで

「何を下を向いてんだ。やる気ないんだったら、訓練受けなくていいよ」

って言われたこともありますね。笑
って言っても、ここでは信頼関係があったので、自分自身はパワハラとは感じていませんでした。普段から怪我のことや身体のことを気にかけてくれるようなコミュニケーションがあったので、、、まあ、やり方とか言い方はもっと他にもあると思いますけどね。

 ちょっと、自分の頭がおかしいだけかもしれませんが、消防の現場って、多少は強引な然り方がないと死んでしまう場面があると自分は思っているんで、、、例えば、火災現場で間違った行動をしていれば死ぬ可能性もあるし、自分だけならいいかもしれませんが、傷病者や仲間を死なせてしまうことだってあるので、火災の中に入ってる時は、周りが暗くてわからないんで、引っ張って誘導されることだってあります。そんな緊迫した場面で、「大丈夫か?ゆっくりやりなさい」みたいな場面はないですよね。時には「おい」って一言で、引っ張られたり、ど突かれたりして、助けてもらうこともありますからね。例えば木造住宅火災に出場して消火活動をしていたんですけど、自分は火の部分だけを見ていて上から瓦が落ちてるのに気づかずに消火活動をしていたら、「おい、はらこっちこい」って怒鳴られてこともありますね。

ただこれを普段からこの調子でやってると、あきませんよね。恐らく、若手は潰れて行くんで、普段から気にかけてあげる声かけがめちゃくちゃ大事です。この普段の接し方がいけてないから、パワハラとかいじめとかで受け取られると考えています。

東京消防庁の事例

ここまでは自分の例をあげたんですが、その他には、訓練の動きが悪いか。なんとかで、2小隊のポンプ車には2トン水槽がついているんですが、頭冷やせ見たいな感じで、2トン水槽に落とされたりした事例もあります。こう言うのも東京は庁内の通達があるので、逆に言うと風通しはめちゃくちゃいいです。普通なら、報告上がってこなくてもおかしくないですからね。後は、救助研修でもパワハラ問題が上がったり、これは都民の方からやり過ぎなんじゃないか?って連絡が入ったケースだと思うんですが、、、まあそんなこともあります。

少し話は変わりますが、消防訓練中の声がうるさいからと言って、住民の方からクレームが入ることもあります

ちょっと話が逸れてしまったんですが、自分が知っている範囲内での事例をあげて行きました。まあ指導の仕方は、昭和時代の強豪チームのスパルタ体育会系みたいな感じですかね。

消防士1年目が踏ん張り時期

 これに対して、若手消防士はどうなっていたかと言うと。。。
実際に隠れ鬱みたいな若手はいっぱいいました。パワハラになるのか。グレーなことも多いからですね。

自分の感覚的に。。。

さっき僕がやられていた例なら、自分はパワハラって感じてなくても感じる人はいるかもしれませんし、しかも自分が間違ったことしてて、叱られたりすることもあるので、それをパワハラと言ってしまえば、組織として機能しなくなりますからね。恐らく、自分自身が訓練で上手くできてないって解釈して、自分をせめて鬱になったり、全てをネガティブに捉えて、10円禿げができてたり、めっちゃテンション下がってる同期とかもいました。もちろん自分も例外なく、ストレスで太ったり、血便が出てました。笑

血便はストレスなんか。食生活なのか。解らなかったですが、、、

一方で、器用にそつなくこなす若手もいますから、ホンマに人それぞれです。

YouTubeできた質問への回答

3類採用の高卒はいじめられますか??

っという質問にお答えすると、初めの1年目は採用区分に関係なく、いろんな意味で注目されているので、指摘されることは多いです。自分の場合はですが、大卒1類ってこともあって、「大卒でこんなこともできないのか。もっとできるだろ」って言われることもありました。ただ、ここで抑えておきたいのは、その大半は自分らのこと(若手を)思って指導してくれる方が多いってことです。

もちろん、癖が強い人もいますが、僕が見て来た限りでは、主任クラス(隊長クラス)の人は人間性が伴っている人ばかりでした。なんで、気をつけるのは、副士長か士長クラスで止まっている。50代です。その中でも一署に1、2人はスパー副士長って呼ばれてる50代のクセ者がいます。「ここが責任もないし、給料もそんなに変わらんし、楽というような曲者がいました。」

 

解決策

では、最後にそんな曲者にやられてる・パワハラを受けているって人に解決策を教えます。

1 主任(隊長)に相談する

まず、第一段階目としては、隊長に相談する。もし主任が頼りにならん場合は、他の先輩に相談する。部署が違ってもいいから、とりあえず、相談しやすい人を見つける。今の20代30代の方は話聞いてくれるし、割とまともな方が多いです。

 

2 人事異動を待つ

東京は人事異動が多いです。半年に1回は署内異動があります。なので、異動希望もあるのでそこに記載しましょう。その他にも、東京都内での庁内異動ってのが5年に一度周期であったりします。

なので、最低でも半年は耐える必要があるかもしれませんが、度がすぎるようなパワハラを受けているって感じるなら、すぐに隊長に相談してください。そこで、病院で鬱診断を受けて診断書を提出したら、異動が出る可能性があります。もうホンマに最悪のパターンはこれしかないと思います。

3 同期や先輩と飲みに行く

最後は飲みにケーションしかないです。自分は飲みに行って、失敗話をネタにして、笑っていました。間違いなく、同期は同じような境遇で戦ってます。先輩は同じような境遇を乗り越えて来た人らです。必ず乗り越えないといけない壁はあります。どんな仕事をしていても必ず人間関係で苦しむことあります。

なので、1人じゃないんで、仲間と乗り越えて欲しいと思います。必ずできます。そして、乗り越えたら、次は後輩に教えてあげてください。力になってあげてください。そうやってみんな支えながら生きてます。それは壮大すぎるかな。。。

まあ、消防生活を過ごしてます。

ただ、ここで気をつけて欲しいのは、失敗話をするときは、指摘してくれた人を批判するのではなく、失敗した事実を笑いに変えるってことです。人を批判することは、必ずそれは自分にもそのしっぺ返しがくる可能性が高いからです。例えばね。「アイツ自分でできへんくせに俺にばっか言いやがって」って言ってると、周りの人はどう思いますかね??恐らく、コイツは裏で俺のこともこんな風に言ってるかもしれへんなってなって、助けてくれる仲間がいなくなる可能性を秘めてます。もっと言えば、アイツが悪いで、他人のせいにすると自分の成長が止まるから、できるだけ避ける。

逆に、「ヤベェ〜この前さー二日酔いで出勤してさ〜

朝の三連梯子点検時に巻き結びできへんかったんよな〜」ってへぺろ!!見たいな感じで、、、

これやと、誰も傷つけてないですよね。「みんなこれやるやろ」「いやっそれは流石にない」見たいな感じで笑いになる。酒飲んでたら、なんでも笑えるし、ゆうたら、人の失敗っておもろいじゃないですか。やから、失敗を共有して次に活かせばいいと思います。

案外、失敗ネタを持ってる方が面白いですよ。。。

僕は失敗ネタが豊富なんで、、、笑

まとめ

 消防の1年目は消防学校を含めて、覚えることとかやることは多いんで、とにかく大変です。なので、そんな時は、失敗はネタにして笑いに変えましょう。もちろんね。ネタにして乗り越えられる人ばっかりではないんで、きつい時は隊長に相談して人事異動の時に希望を伝えることです。ホンマに、人生はいろんな乗り越えんとあかん壁が出てくるんで、1人で乗り越えようとせずに、仲間と共に乗り越えてください。でも若いって可能性しかないからホンマに羨ましい。また何かあれば、コメント頂ければコメントも返していきますし、もしコメント覧にも描きづらい質問があれば、インスタのDMに頂ければ、回答もして生きますので、今後も宜しくお願いします。

https://youtu.be/RdCk_Tt_Jrw