消防士の休日の過ごし方・趣味5選|元東京消防庁消防士が勤務サイクルも解説
消防士の休日は何をしている?元東京消防庁消防士が解説
「消防士って休みの日は何をしているの?」
「24時間勤務なら、普通の会社員より休みが多い?」
「消防士にはどんな趣味を持っている人が多い?」
消防士を目指している人にとって、仕事内容だけでなく、消防士になった後の生活も気になるところだと思います。
私は東京消防庁で約3年半、消防士として勤務しました。
その経験から言うと、消防士の休日の過ごし方は本当に人それぞれです。
筋トレをする人もいれば、スポーツやアウトドアを楽しむ人、家でゆっくり過ごす人もいます。
私自身も消防士時代には、
- 筋トレ
- サーフィン
- スポーツ観戦
- ランニング
- 読書
などを楽しんでいました。
この記事では、私自身の経験をもとに、消防士の勤務サイクルと休日のリアル、実際にやっていた趣味5つを紹介します。
消防士の休日を理解するには勤務サイクルを知っておこう
消防士の休日について理解するためには、まず勤務形態を知っておく必要があります。
消防職員の勤務形態は所属や消防本部によって異なりますが、大きく分けると、
交替制勤務
毎日勤務
があります。
東京消防庁では、災害対応を担当する交替制勤務員は3部制で勤務しており、毎日勤務員は主に月曜日から金曜日の日中に勤務しています。
交替制勤務
消防隊・救急隊など、災害対応に当たる職員の多くが交替制勤務です。
一般企業のように毎朝出勤して夕方に帰宅する勤務とは異なり、消防署で長時間勤務しながら火災・救急・救助などの出場に備えます。
東京消防庁の消防署でも、朝の引継ぎから資器材点検、訓練、各種業務などを行いながら24時間災害に対応する消防署の勤務が紹介されています。
非番は「完全な休日」とは少し違う
消防士の話でよく出てくるのが、
「非番」
です。
勤務を終えて消防署から帰る日なので自由時間はありますが、個人的には一般会社員の休日とは少し違う感覚でした。
夜間に火災や救急出場が重なれば、十分に休めないまま勤務が終わることもあります。
そんな日は、非番になって帰宅しても、
「今日は遊びに行こう!」
というより、
まず寝たい。
となることもあります。
ですから、
「消防士は非番があるから休みが多くて楽」
と単純に考えるのは少し違います。
非番を趣味に使える日もあれば、身体を休める日にすることもあります。
消防士は長時間を消防署で過ごすため、食事など勤務中の生活も一般企業とはかなり違います。
👉 消防士は消防署で自炊をしている|消防署の賄い事情
消防士は休日が多いの?
消防士は交替制勤務なので、カレンダーだけを見ると平日に家にいる日が多く、
「消防士って休みが多いな」
と思われることがあります。
実際、平日の昼間に買い物をしたり、ジムに行ったり、趣味を楽しんだりできるのは交替制勤務のメリットの一つだと感じていました。
一方で、先ほど説明したとおり、
非番=必ず元気いっぱいの休日
ではありません。
災害出場の回数や夜間の勤務状況によって疲労度はかなり変わります。
消防士の休日を考えるときは、
「何日休みがあるか」だけでなく「勤務明けにどれだけ身体を回復させられるか」
まで考えると、実際の生活をイメージしやすいと思います。
消防士の趣味・休日の過ごし方5選
ここからは、私が東京消防庁で勤務していた頃に実際にやっていた趣味を紹介します。
もちろん、
「消防士ならこの趣味をやる」
というわけではありません。
あくまで私自身と、当時周囲にいた消防士を見て感じた一例として参考にしてください。旧記事でも「自分が実際にやっていた趣味と周囲の消防士の趣味」を紹介する構成になっていました。
① 筋トレ
消防士と相性のいい趣味といえば、やはり筋トレです。
消防の仕事では、資器材を運んだり、防火衣や空気呼吸器を装着して活動したりするため、身体づくりは重要です。
消防署でも、災害対応や通常業務の合間に体力・筋力向上のためのトレーニングが行われています。
私が勤務していた当時も、筋トレが好きな消防士は珍しくありませんでした。
勤務中の体力錬成だけでなく、休日にもジムへ行く人もいます。
仕事のための身体づくりでもありますが、
トレーニング自体が趣味になる
という消防士もいます。
私自身も身体を動かすことが好きだったので、消防士という仕事との相性は非常に良かったと思います。
消防士は採用試験だけでなく、消防学校に入った後も体力錬成が続きます。
👉 消防士になった後も体力テストはある
② サーフィン・マリンスポーツ
私が消防士時代に楽しんでいた趣味の一つがサーフィンです。
交替制勤務では平日に自由な時間を取れることがあるため、一般的な土日休みの仕事とは違ったメリットがあります。
平日の海は、土日と比べて混雑しにくいことがあります。
そのため、
- サーフィン
- 釣り
- SUP
- アウトドア
など、平日に楽しめる趣味とは相性がいいと感じていました。
ただし、非番で寝不足や疲労が残っている場合は、無理をしないことも重要です。
消防士は身体が資本の仕事なので、趣味で怪我をして仕事に支障を出さないことも当然意識する必要があります。
③ スポーツ観戦
スポーツ観戦も私が好きだった趣味の一つです。
私は学生時代にラグビーをしていたこともあり、スポーツを見ること自体が好きでした。
消防には、
- 野球
- ラグビー
- サッカー
- 格闘技
- マラソン
など、スポーツ経験者もいます。
そのため、同期や同僚とスポーツの話で盛り上がることもありました。
身体を動かす趣味だけではなく、
休日は好きなスポーツを見ながらゆっくり過ごす
というのも、良いリフレッシュになります。
④ ランニング
ランニングも消防士と相性のいい趣味です。
私自身、東京にいた頃は皇居周辺や高尾山などで走ることもありました。
消防士として体力を維持する目的もありましたが、ランニングは気分転換にもなります。
消防の仕事では、
「仕事だからトレーニングする」
だけでは継続が苦しくなることもあります。
その点、
運動そのものを趣味にしてしまう
と、身体づくりとリフレッシュの両方につながります。
だからといって、消防士全員がランニング好きというわけではありません。
走るのが嫌いな人も当然います。
消防士だからといって、休日までずっとトレーニングしなければならないわけではありません。
⑤ 読書
少し意外に思われるかもしれませんが、私は20代半ば頃から読書もするようになりました。
消防士というと、
「筋トレ」
「スポーツ」
「アウトドア」
といったイメージが強いかもしれません。
しかし、休日の過ごし方は当然それだけではありません。
家で、
- 本を読む
- 映画を見る
- ゲームをする
- 勉強する
- ゆっくり寝る
という人もいます。
私自身も、身体を動かす趣味だけではなく、読書を通じて仕事や将来について考える時間を持つようになりました。
消防士の休日だからといって、特別なことをする必要はありません。
自分が仕事からリフレッシュできる時間を持つことの方が大切だと思います。
消防士の休日はアウトドア派ばかりではない
消防士には体育会系のイメージがあるため、
「休みの日も筋トレやスポーツばかりしているのでは?」
と思われるかもしれません。
実際にはそんなことはありません。
私の周囲にも、
アウトドアが好きな人もいれば、家でゆっくり過ごす人もいました。
消防士も普通の社会人です。
大切なのは、
仕事と休日のメリハリをつけ、自分に合った方法で心と身体を休ませること
だと思います。
特に火災や救急などが重なった勤務の後は、無理に予定を入れるより、睡眠や休養を優先した方がいいこともあります。
消防士の勤務は趣味との相性がいい面もある
私が実際に消防士として働いて感じたメリットの一つが、
平日に自由な時間を持てることがある
という点です。
一般的な土日休みの会社員の場合、
旅行、買い物、ジム、レジャーなども土日に集中しやすくなります。
一方、交替制勤務では平日に時間を作れることがあります。
そのため、
「人が少ない平日に趣味を楽しみたい」
という人にとってはメリットになるでしょう。
ただし、消防本部や所属、担当業務によって勤務形態は異なります。
消防士になれば必ず同じ勤務サイクルになるわけではありません。
消防士の休日についてよくある質問
非番の日は遊びに行ける?
行けます。
ただし、勤務中にどれくらい休めたかによります。
災害出場が少なく身体に余裕がある日と、夜間に出場が続いた日では、勤務明けの状態はまったく違います。
私なら、疲れている日は無理をせず休養を優先します。
消防士は休日も筋トレしないといけない?
休日に必ず筋トレしなければならないという意味ではありません。
ただ、消防活動では体力が必要になるため、日頃から身体を維持する意識は重要です。
筋トレ、ランニング、スポーツなど、自分が続けられる方法で身体を動かすのがいいでしょう。
これから消防士を目指す方は、採用試験でどの程度の体力が求められるのかも確認しておきましょう。
👉 消防士の体力試験はどれくらい?種目・目安・対策を元東京消防庁消防士が解説
消防士は土日休み?
勤務形態によります。
毎日勤務の場合は平日日中を中心とした勤務ですが、災害対応を行う交替制勤務員は土日祝日も含めて交替で勤務します。東京消防庁も交替制勤務と毎日勤務を分けて案内しています。
その代わり、交替制勤務では平日に非番や休日になる場合があります。
まとめ|消防士の休日は自分の好きなことを楽しめる
消防士だからといって、休日の過ごし方が特別に決まっているわけではありません。
私自身、消防士時代には、
筋トレ・サーフィン・スポーツ観戦・ランニング・読書
などを楽しんでいました。
交替制勤務は一般企業とは勤務サイクルが異なるため、最初は少し分かりにくいかもしれません。
一方で、慣れてくると平日に趣味を楽しめることもあり、私自身はメリットを感じる部分もありました。
ただし、非番は必ずしも完全な休日ではなく、勤務状況によっては身体を休めることも必要です。
消防士を目指している人は、
「どんな仕事をするのか」だけでなく「消防士になった後、どんな生活になるのか」
までイメージしておくと、より具体的に将来を考えられると思います。
これから消防士を目指す方は、採用試験から消防学校までの流れもあわせて確認しておいてください。
👉 【2026年版】消防士になるには?採用試験から消防学校まで元東京消防庁消防士が解説
