◎ 産業革命の歴史
現代は、第四次産業革命の到来により、不確実な社会と言われています。
AIやIOTやフィンテック、ブロックチェーン、シェアリングエコノミー等々が同時多発的に生まれ、発展し世の中を変化させている。
○ 現代に至るまでの産業革命の歴史
第一次産業革命・・・「蒸気」という新しい動力が出現した。日本では、当時人の手でおこなっていた作業を、蒸気機関を動力として機械化し、作業能率を大幅に上昇させることに成功します。
例;農家の桑で耕す手作業 → 動力で土壌の耕し、摘み取り機
第二次産業革命・・・軽工業から重工業へ変化した。「電気」と「石油」による大量生産が実現した。代表的なのが、自動車産業であり、工場を設けてルート作業により、業務の効率が向上し、大量生産が可能になった。
「個人の時代」から「組織の時代へ」
第三次産業革命・・・「コンピューター」が登場し自動化が進んだ。日本の高度経済成長期と同時期で、「デジタル革命」とも言われている。この産業革命時代を象徴するのが、AppleやGoogle、Facebook、Amazon(GAFA)などのIT企業。世界は急速にデジタル化に進む。
例;インターネットで買い物が完結する。
第四次産業革命・・・様々なモノがインターネットにアクセス(繋がり)し、それを「AI」が制御するようになると言われている。「第四次産業革命」という言葉は、ドイツが2012年から打ち出している技術戦略「インダストリー4.0」を日本語化したもの。
第三次産業革命以前までは、人間が機械を調整していたが、第四次産業革命では人間の代わりにAIが機械を自動制御する。
例;自動運転や単純作業は、AIが請け負うようになる。
無人コンビニ、レジ打ち作業、店舗管理業務、在庫管理、売上管理等々
○ 未来が危ない会社の特徴3つ
以上が、第四次産業革命の大まかな流れでした。
今後の世の中は不確実な時代へと変化し、今までの常識は覆って行きます。
巷で言われているのが、「組織の時代」から「個人の時代」へ変化
「所有の時代」から「共有の時代」へ変化
最近のニュースでは、2019年5月13日にトヨタ社長が「終身雇用を守って行くのが難しい」と会見をしていました。
自分自身が、所属した会社がどう変化したか。周囲の社長の動向を踏まえながら、将来的に危ない会社(ブラック企業)の特徴を3つ挙げます。
1、理念やビジョンがない
私は、大学卒業後に消防士として、3年2ヶ月勤めた後に、飲食業へ転職しました。その飲食業は、飲食のベンチャーとして、私が入社当時は会社自体も若く、社員の年齢層は20代がメインを占めており、非常に勢いがありました。
勢いのままに、フランチャイズ店舗が拡大していました。
それを横目に、自分自身は退職をします。⇦ この時は、後に会社が倒産するとは思っていませんでした。
そう!!
私が退職してから、2年後ぐらいに倒産していました。
原因は、人材育成が追いつかずに、店舗拡大に失敗とニュースになっていました。私も同感でした。間違いなく、人材育成が出来ていなかったんだと感じます。商品サービスの質や厨房内のオペレーションは非常に考えられており、素晴らしいと感じたが、経営幹部陣の人材への関心は皆無に等しかった。
なぜ皆無に等しいかというと、研修という研修はなかった。
何より、ビジョンや考え方、今後の会社がどこへ向かって行くのかの方向性も何一つなかったこと。厨房のオペレーションマニュアルはありましたが、、、
これでは、考え方や志、想いが無く働くことほど、不安になるものはありません。
よく考えてみてください!!
それなら、社員で無くて、バイトでいいし、もはやバイトで無くても機械にした方が、生産性はもっと上がるはず。
人がやる仕事なら、人同士がいる組織(チーム)なら同じような志を持って、仕事をしたいですね。
2、上司や経営陣に聴き力がない
人材育成システムに共通する部分もありますが、現場との会話がない。
オペレーションマニュアルを作成して、現場に任せているだけ!!
現場にある程度、委任するのはいいのですが、、、確認して現場の人間とコミュニケーションをしなければ、衰退して行くのみです。
あくまでも、お客様の声を聞いて、サービスの提供を末端でしているのは、現場の人間であるからです。そして、必ず現場の人間は、悩みを抱えています。なので、その悩みを取り除いくアクションが必要なんです。
それが、現場の話を聴くことです。
私が、パーソナルトレーナー時代の会社は、人材育成システム(研修制度)やフィードバック体制が非常にうまく取れていました。
例えば、一日の終了後に、現場では店長が、各スタッフと1日の振り返りをする。店長は1ヶ月に一度の店長ミーティングがあり、意見交換会を行なっていました。縦のコミュニケーションも横のコミュニケーションも非常に良好であり、今は株式上場が直近まで成長しています。このコミュニケーションを軽視している企業や組織は足元をすくわれる結果を招くことになる。
3、現場が笑顔がなく活気ない
最後の現場に笑顔がなく活気がないのが一番危険信号です。
現場に笑顔がなく活気がないということは、スタッフはなんらかの不安や不満を抱えている可能性は大です。
サービスを提供しているのは、現場の人です。
経営陣でもなければ、マーケティングしている人間でもない。他の誰でもない現場の人間です。なので、現場の空気は売上に直結します。=笑顔がなければ、活気がなければ、売上は衰退して行きます。
自分でも考えてください。
例えば、飲食店に行って、お店の従業員同士が、仲悪そうに接客させたらいかがでしょうか??厨房の奥から怒鳴り声が聞こえて来たらどうでしょうか?恐らく、次からは来ません。っていう人は少なからず、居ます。
ビジネスは、一歩一歩の積み重ねで成り立っています。目の前のお客様に最高のサービスを提供しなければ、次はありません。
私たちサービスを提供する側は、何人もの人を相手にしているので、何回も提供している感覚に陥っていますが、サービスを受け取っている側は、一回です。人生で最初で最後になるかもしれないし、また次に繋がるかは、その一回一回です。
VIEW – 日本初AIキャリアシミュレーション○ まとめ
私自身が、所属していた会社や組織で、両極端のパターンを見て来ました。
だからこそ、将来が危ない会社の特徴や良くなって行く会社の特徴も理解することができます。
そして、倒産する会社と上場する会社、両者には大きな違いがあることに気づきました。倒産する会社を一言に纏めると、
『人を大事にしない会社です』
これは間違いありません。今後、不確実な社会に向かっている世の中だからこそ人が集まらなければ、組織は衰退しかありません。例え世の中に良いサービスを提供していたとしてもです。
就活をしている人、これから就活をする人、転職をする人の参考になれば、幸いです。