皆さんは、人生八変化をご存知でしょうか??
松井秀喜選手の高校時代の監督
山下智茂さんが教え子たちに伝えていたことで有名です。
◎人生八変化
自分が変われば、相手が変わる
相手が変われば、心が変わる
心が変われば、言葉が変わる
言葉が変われば、態度が変わる
態度が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、運が変わる
運が変われば、人生が変わる
また、女性で初めてイギリスの首相となった
マーガレット・サッチャー(通称;鉄の女)も似たような事を言っています。
考えは言葉となり
言葉は行動となり
行動は習慣となり
習慣は人格となり
人格は運命となる
やはり、人生を変えるには自分を変えるしかありません。
そして、今回は人生の中でも大きな変化をもたらす、非常に重要な『習慣』にフォーカスして語っていきます。
さて、早速ですが、考えてみて下さい!!
皆さんの人生の行動は、意識的に行われているのでしょうか?
それとも、無意識に行われているのでしょうか??
アメリカのデューク大学の研究では、私たちの45%の行動は毎日行っているものであり、同じ場所で行われやすいと発表されています。
この45%の行動が習慣です。
私たちの人生の45%の行動を学習する脳の部位を大脳基底核と言います。
呼吸や飲み込むなど、基本的な運動機能を司ります。
MITの実験
ネズミがある単純なゲートの前に立たされ、そのゲートが開くと
真っ直ぐ進んで、左にはご褒美、右には何もない行き止まりになっています。
ネズミは右側へ進み、隅々まで確認しますが、何も無いことを確認し、最終的にはご褒美のある左側に進みます。この実験中ネズミの大脳基底核は活発に活動していますが、この実験のプロセスを毎日実施して、7日後にネズミは迷うことなく、左側のご褒美がある方へ行くようになりました。
この時のネズミの大脳基底核の活動は、ゲートが開いた時とご褒美に到達した時以外は、全く活動しないことが分かりました。
ある行動を繰り返し大脳基底核が、機能しないぐらい同じ行動を繰り返し、無意識的に行動できれば、習慣になるという事です。寝る前に、歯磨きをする事や起床後はベッドメイキングをするように、意識せずに出来る良い習慣が身に付けば、人生も良い方向に変わる!!
とても大切な事です。
しかし、良い行動が習慣化されるまでに、どれぐらいかかるのでしょうか?
先程のMIT実験のネズミでは7日間ほどでしたが、よく言われるのが21日間です。
これはマックスウェル・マルツというアメリカの整形外科医が、自分の患者が新しい顔になれるまで、大体の21日間かかると書き、その本がミリオンセラーになった結果
習慣は21日間で決まると広まりました。
しかし、これは全くの嘘で、ロンドン大学の研究では、行動によって変わってくるということです。単純作業なら14日間ぐらいで習慣化できるものもあれば、負荷の掛かるものであれば、90日間ぐらいかかるものもあるそうです。その平均値を取って、
習慣化の平均日数は
66日間
最後に、この習慣化のプロセスの中で、一回でも行動を止めたり忘れてしまったら、全てが振り出しに戻るという訳では無いのです。
1回・・・影響なし
2回・・・約1週間後退
1週間(7回)・・・1ヶ月後退
1ヶ月(30回)・・・習慣化失敗
習慣とは、非常に奥深いものです。
何にせよ、良い習慣を身に付けることは、人生を変えると言っても過言ではありません。なので、諦めずにチャレンジし続けることが大切です。
次回は、KEY STONE HABITS(キーストンハビット)
これは一つの習慣を習慣化することで、他の習慣を習慣化するような習慣です。
習慣習慣習慣!!!