消防士から民間企業へ

消防士から民間企業に転職する前にすべき3つの準備

元消防士旅人はらちゃん
元消防士旅人はらちゃん
結論から言っておくと、転職する際は、必ず何か他のスキルを身につけておく事
例えば、英語スキル、プログラミングスキル等
他の業界に、入ったら何も出来ない事が多いのが事実です。


      

○ 消防士から転職する際に準備が必要な理由

消防士からの転職は、非常に稀です。
そして、消防士から民間企業への転職は、過酷だという事をはじめに言っておきます。消防士から消防士への転職なら、これと言って他のスキルは必要ないでしょう。消防士から警察官への転職に関しても組織は違えど、特別なスキルは必要ないでしょう。

しかし、消防士から民間企業への転職は180度、世界は変化します。
消防士でやってきたスキルは、民間企業に出ると通用しません。なので、転職するまでにアピールできるスキルを身につけておく事は、転職を有利に進めていきます。20歳前半での転職は、これから時間をかけてスキルを磨けば良いと言ったスタンスで受け入れてくれるが、30歳前後になって、同じような給与水準の転職を望むと即戦力スキルを求められます。

年齢を重ねるにつれて、転職のハードルは高くなるのは必然です。
なので、スキルは大切です。何より自分の自信になります。

ただ、消防士として勤めてきた事が全て無駄とは言いません
自分自身も消防士として勤めてきて良かったと感じる事は多々あります。

 

◎ 消防士の転職時の強み

消防士の仕事を経験してきた強みを紹介します。
この強みは間違い無いです。同じ消防士に埋もれていると気付かないですが、他業界に移動して気づかされる消防士の強みは確実にあります。

① 組織行動ができる

消防士は体育会系であり、縦社会上下関係が厳しい社会です。
上司から言われたことに対しては、絶対服従です。
服務規程でも、命令系統の規定は記載されています。組織からすると、言われたことに対して、従順に作業をこなしてくれる人は重要です。近年ではフラットは意見を言い合える企業も徐々に増えてきているみたいですが、命令系統がトップダウンによって成り立つ企業が多いのも事実です。なので、言われた事を確実にこなせる事は、組織からすると進捗が計算できるので、事業を進めやすいというメリットがあります。

どの組織も人間関係で成り立っているので、組織に馴染めるかどうか。
この人と仕事がしたいと思わせる事ができるかどうかという事も大切です。
(言われたことしかやらないのは、ロボットと同じなので注意が必要ですが、、、まずは言われた事を言われた通りに素直に実践する事が大切ですね)

② 身体的・精神的な体力

消防士時代に厳しい体力錬成をして鍛え上げた肉体と精神力は、武器になります。初めはどうしても覚える事が多いので、早く覚える為にも仕事から帰宅した後も業務内容の確認をしていました。多少の寝不足ぐらいでは、へこたれない体力があったし、上司からちょっと言われてもなんて事もなかった。

そして、何より一番違うのが、民間企業は営利組織であるということ
消防士(公務員)は非営利組織であるということです。
なので、民間企業では会社の為に、会社が行っている社会貢献の為に、自分の価値を出していかなければ生き残っていけないということです。

どういうことかと言うと、利益を出さないと会社は無くなります。
と言う事は、自分の居場所も無くなると言う事です。←リストラ、クビです。
(公務員に首はないですよね)だから、消防士時代は数字として、成果を挙げていることなんて気にした事が無いですが、民間企業に出てからは、売り上げと言う数値を意識するようになりました。

なので、多少は消防士時代よりは、負荷はかかって来ると感じています。
また、叱り方の系統が違います。
消防時代は、親心で叱ってくれます
考えてみればわかるのですが、24時間毎当番同じように寝食を共にして、命を預けあっている仲間です。だからこそ、人のことを想って叱ってくれる上司は多いです。
一方で、民間企業は、存続が掛かっているので、自分の利益目的で自分の立場のために発言している人は多いし、何も言ってくれない事が多いです。言わば、競争社会でもあります。自分より上に行かれると先輩や上司は、自尊心を失われます。そんな人もいます。。。

③ 使命感の強さ

消防士時代の使命感は、人命救助です。
人命救助という使命のもと、消防時代は仲間と同じような共通意志で繋がっていたような気がします。そして、人命救助のためならありとあらゆることを尽くしていく。

民間企業でも大切です。
転職先の経営理念は必ず抑えておく必要があります。その組織はなんのために存在していて、社会に対してどのような貢献をしていくのか。その経営理念に共感して、その理念のもと仕事をしていくという、仕事へのモチベーションの持って行き方は共通です。自分が大切にしている事、自分のことを知ってくれていると嬉しいですよね。それと一緒です。企業側が大切にしていることを知ってくれて、共感してくれている事は、非常に嬉しい事です。

 

消防士の転職時の弱み

たった一つだけです。

実務スキルがない

これだけです。
まあ、当たり前かもしれませんが、何かできる事がなければ、大変です。
初めはタダでさえ組織に馴染んでいくのが大変なので、、、少しでも不安要素を取り除いておくといいかもしれません。

ただ、その他の大切な事は、備わっています。
仕事に対する取り組み方(根拠を元に真摯な姿勢)や身体的・精神的体力や想いに共感する能力等々は非常にいいです。必ず活きてきます。

 

○ 民間企業に転職する前に準備すべきこと3つ

転職する前に必ずやっておいた方がいい事を教えます。
自分自身が転職を経験し、転職後経営者として活躍した経験も踏まえて、、、
この記事を見ている人が、少しでも価値を持って頂ければ幸いです。

① 情報を収集する

まずは、転職先の企業の情報を収集した方がいいです。
転職サイトに登録する。もしくは、転職イベントが開催されているので、参加してみる事!!そして、企業理念は必ず確認しておく事です。
更には、実際にその会社で働いている人が活き活きして笑顔で案内しているか。
企業理念に共感して、会社の雰囲気もその理念通りに素晴らしいと想えば、いい会社です。後は、待遇面との相談ですね。

② 人脈を作りに行く

異業種交流会の参加はお勧めしません。
異業種交流会は、勧誘系が多いので、、、時間の無駄です。
自分自身にビジネスに関する知識と判断能力があるなら経験として行くのはありかもしれませんが、そこで人脈はできません。

なので、自分が行きたい業界のセミナーに参加するべきです。
IT関係なら、プログラミングセミナーや勉強会に行ってみる事(最近、流行ってます)英語力を活かしたいなら、イベントを開催している英会話教室に行ってみる。その他業界ごとにイベントは開催されています。
人手不足、人材不足で企業も人材獲得に躍起になっています。

その他
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まだまだ、その他にも人脈を作れる場所はあると思いますが、一つの一例として挙げました。自分の好きな人のオンラインサロンに入って、オフ会に参加して、そこから人脈を広げるのも有りです。

③ スキルアップする

何よりこれが一番大事です。
情報収集しても、人脈を作ったところで、自分にアピールできるスキルがなければ、宝の持ち腐れになりかねないです。情報収集したところで、採用されるためのスキルがなければ意味がないし、人脈を作ったところで、その人に何か自分にできるスキルがなければ、意味がなくなります。
ちょっと厳しい言い方かもしれませんが、これが現実です。

20代前半なら、企業に入って0からスキルを学ぶのも良いと思いますが、積極的に学んでいるアピールをするのは大事です。
人脈を作って、入りたい業界の情報を直接聴くのは、よりイメージが湧いてきます。

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まとめ

まず何から始めれば良いのかというと、同時進行です。
時間があるんだから、必ずできます。
新しいスキルを学びながら、情報収集して、人脈を作れば良い!!

何回も言いますが、消防士から民間企業への転職は180度世界が変化します。
変化し続けなければ、生きて行けません。
大げさかもしれませんが、それぐらいの気持ちで転職をするべきです。
簡単で、甘くはないからです。

自分の中に、未来に実現したいことがあり、そこに信念があるなら、必ず成功します。

元消防士旅人はらちゃん
元消防士旅人はらちゃん
”Good Luck”
”One Happiness”