中途採用の消防士は、新卒採用と比較して、仕事の取り組む姿勢が真剣&真面目なので好感が持てた!!
○ 中途採用消防士が辞めない理由
民間企業から消防士へ転職を考えている人も多いと思います。
統計的な数字は出ていませんが、自分が消防士へ採用されて消防学校へ入った際の比率としては、中途採用:新卒採用=50:50
大学ストレート(新卒)で、消防士になった人が半分
民間企業から消防士&フリーターから消防士(中途採用)が半分
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① 民間企業の厳しさを知っている
私自身は、新卒採用の消防士から民間企業へ就職した立場から言わせてもらうと、公務員と違って民間企業は過酷です。
何が過酷かというと、労働時間もそうですが、福利厚生や人間関係も非常に大きな差があります。自分は消防を退職後に飲食店で勤務していましたが、週休は1.5日です。消防時代は週休2日です。更に言えば、民間企業では、マネージャー職をしていましたので、休みの日でも人がいなければ入っている日もありました。独立して飲食店を経営していると、更に過酷です。休みなしでした。笑
(自分で選んだ道なので、後悔もないし、楽しく仕事してました。)
福利厚生や待遇面も全然違います。
民間は、健康診断とかありませんでした。笑
行楽施設を割引で使用できるということもありませんでした。
消防時代は割引券を使用して、行楽施設を頻繁に使用していました。特に、スーパー銭湯とか、、、温泉が好きなんです。
休みの日も給与面も消防士時代の方が、恵まれていました。
それを、身を以て実感しているからこそ、中途採用で民間企業を経験している人は、消防士の仕事のやりがいや待遇面の良さを実感しているから、辞めないのだと感じます。
② 切望してなった職業
消防士の採用倍率は、近年も非常に高い水準を保っています。
一度は、採用試験に挫折してから、一旦は就職したものの諦めきれずに、受験し続けて採用された方もいます。その方は、本当に消防の仕事へ対する取り組み方が違います。
一生懸命です。そんな方々と私自身は一緒に訓練をしたり、体力錬成をしたり、切磋琢磨してきました。今も尚、交流がある人生にとって大切な宝物です。
結果はどうであれ、一生懸命な人ほどカッコイイ人はいません。
器用に何でもこなす傲慢な人より、一生懸命で不器用な人の方が好感は持てるし、一緒に働きたい人柄です。
私は不器用でも誠実で一生懸命な人と、一緒に仕事をしたいです。ここは面接の際に、伝わる部分かもしれないですね。
③ 後戻りはできない状況
民間企業を経験してから消防士になった方々は、大概が20代後半です。
なので、30歳前後になると転職市場でも非常に厳しい状況になります。
まず、技術職の方は消防士に転職し直すことはありません。プログラミングスキルや英語スキル・その他の手に着くスキルを身につけている人は、自由気ままにマイペースでできる仕事を好んで選択しています。
では、どんな職業の人が転職してきているかと言うと、営業職やオフィスワーク・建築現場・肉体を資本にした職業の方が多いかと感じます。
消防士になってから、特別なスキルが身に付くわけではありません。
消防で身に付くスキルは、消防でしか通用しません。
民間に出て、社会に価値を生み出すのは非常に難しいです。
謂わば、背水の陣なんです。
次の行き場はあるかもしれませんが、ここで骨を埋めるつもりで消防に就職しているので、本当に仕事へ取り組む姿勢が違います。
新卒の私からしたら、非常に好感を持てました。なので、私の周りには中途採用の人ばかりでした。笑
○ まとめ
過去の経験や自分自身が得ている情報を基に、人の常識や考え方が形成されています。経験がないことに対して、理解することは非常に困難です。
中途採用の方々が、社会人として経験しているのは新卒で消防士になった方の数年分苦しんだ経験をしているからこそ仕事へ取り組む姿勢が違うのだと感じました。
今回は中途採用の方が、消防士を辞めない理由について記載しました。
中途採用で消防を目指している方は、夢を諦めずに最後まで挑戦して下さい!!
新卒採用を目指している方は、初めての職が消防士であることは、非常に幸せな事です。
皆さんの成功を心よりお祈りしています。
合格したら、コメントでも何でもメッセージくださいね!!合格報告を楽しみにお待ちしています。
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