消防士としての基礎知識や基礎体力、基礎学力の試験に合格しなければ、消防学校を卒業できません。
やる気の鍵は価値観『バリューファクター・トレーニングプログラム』
○ 消防学校を卒業できない人がいる
因みに、僕は半年間で消防学校を卒業することができませんでした。笑
お恥ずかしい限りです。
消防学校では、卒業試験があります。
体力試験・実技試験・筆記試験全てにおいて基準を満たさなければ、卒業を先延ばしにされます。とは言っても、99％の人は卒業していきます。
自分の成績はと言うと、、、
・体力試験の成績・・・2位
・実技試験の成績・・・1位
・筆記試験の成績・・・不明
筆記試験は成績が掲示されなかったので、わかりませんが、体力・実技は上位5名は発表されていました。この成績はどう見ても優等生です。（自分で言うのもなんですが、、、）笑
では、なぜ優等生が卒業できなかったのか？？
○ 消防学校を卒業できない理由
怪我です！！
後期送りと言って、先輩なのに卒業せずに、消防学校に残っている人は大概が怪我です。自分自身も卒業前の実科査閲と言う披露会があります。消防学校で消防活動訓練や集団行動を学んで基礎能力を身に付けました。という事をお偉い様方に披露する会です。その実科査閲の訓練中に、肩の脱臼をしました。
そして、病院に行ったところ、担当医から言われた言葉が
「消防隊なら手術をしなさい。あなたが災害現場に行って、再度肩が外れると、あなたは救助者から要救助者になるんですよ。」
この言葉が決め手となりました。
本来なら、早く消防学校を卒業して1日でも早く救助隊員になりたかった、、、そのままゴリ押しで卒業する選択もできたが、、、
自分は手術を選択した！！
○ 卒業できなかった後の消防学校生活
そして、自分は半年間で消防学校を卒業せずに、10ヶ月間消防学校で勤めていた。こんな経験をする消防士はごく稀です。消防学校の教官や助教の裏側をサポートしていました。書類の印刷をしたり、要らない書類をシュレッダーに掛けたり、本当に雑用みたいな事をひたすらやっていました。
その間にもちろんですが、リハビリして、再度消防活動が出来る様に訓練を重ね体力錬成にも励む日々でした。
そうしている間にも同期のみんなは、消防署へ配置され消防の現場の第一線で仕事をしていると考えると、焦りしかありませんでした。そして、本当ならばストレートでいけば、救助試験を受けれるはずのタイミングも逃してしまいます。
現実は甘くなかった。本来なら、優秀な成績を収めたままトントン拍子にいく自分の中でのプランがあったので、この時にプランは崩れ！！
消防士を辞めようかと一番迷った時期です。
その時に、母親に相談した際に言われた言葉
「あんたが消防士になりたいって言って選んだ道だろ！！とことん悔いがないようにやりな！！消防士になりたくてもなれんかった子のこと考えな。あんたは選ばれて消防士になったんでぇ」
この言葉で、自分は迷いは無くなり再起し、
心を新たに消防士として、救助隊員へなる夢を追いかけました。
○ 消防学校で優秀な成績の取り方
めちゃくちゃシンプルです。
誰よりもトレーニングや訓練をやれば良いだけです。
自分は地方出身だったので、東京に上京して、正直どこにも行き場所はありませんでした。親戚もいなければ、知り合いも友だちもいない。本当は友だちはいましたが、すぐに大阪に帰って行きました！！笑
そんなこんなで、週末はもちろんお休みです。消防学校時代はカレンダー通りのお休みです。なので、週末は同期は実家のお家に帰ります。その間の自分はと言うと、消防学校に残って結索訓練や防火衣着装訓練をしたり、体力錬成をしていた訳ですね。同期が遊んで、休んでいる間に、自分は訓練をして、体力錬成をしていました。人より訓練や体力錬成をしているからできて当たり前です。
ただ、自分の中でのそんな当たり前は、どうでも良かったんです。
あくまでも判断基準として、自分が目指している理想や目標があったから、他人とは比べる事はなく、理想の自分との比較でした。
自分なりにやったつもりだが、もっと出来たかもしれない。
正直言って、完全にスタートは横並びです。
体力の差は多少あるかもしれませんが、全然追いつけるし、技術は皆同じところからのスタートです。やるべき事をやって、努力すれば、必ず優秀な成績を収めることはできる。
だから、自分がやっている事を、周りの同期も知っていたから、納得の順位になったことは言うまでもない！！
あなたもできる！！
You can do it.
○ まとめ
消防学校に入ると、厳しいイメージはあると想います。
正直、厳しい面も多々あると想いますが、やるべき事を当たり前にやっていれば、通用する世界です。なので、そんなに固くなったり、尻込みする必要はないです。支えてくれる同期の仲間もいますから！！
