目次
では、簡単に説明します!
○ 身長制限の有無
結論から言うと、身長制限はあります。
男性が概ね160㎝以上、女性が概ね155㎝以上
その他に、体重制限や胸囲、視力、色覚、聴力、肺活量、体力検査があります。
詳しくは、本ブログの最下部に、採用試験案内<2019年東京消防庁消防官
(Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類)採用試験案内>を添付しておきます。
参考にご査収ください!!
・低身長のメリット
では、早速ですが、低身長でのメリットを教えます。
自分自身も身長はそんなに大きい方ではありません。
むしろ、どっちらかと言うと、チビです。
因みに、身長は168㎝
しかし、不自由を感じたことは、ほとんどありません。
当たり前のことですが、消防官になると災害現場に出動します。
そして、救急搬送時や火災現場は視界が悪く、基本的に動きが制限されます。
その悪条件の中での活動は、体が小さい方が有利に機能します。
① 狭い建物で救急搬送する時
救急搬送時は、特に狭い屋内(一戸建て、マンション、アパート等)での活動、狭い非常階段での搬送があります。
例えば、屋内の家具や家電等が置いてある狭い建物から、急病人を広いスペースがある屋外に搬送します。
その際は、ストレッチャーを使用するのですが、大概はサブストレッチャーと言われるものや布担架を使用します。なので、屋内の狭いスペースでの活動は、低身長で身体が小さい方が活動しやすいです。身体が大きいと周りの障害物に当たる事が多くなりるので、少し不憫かも知れません。
実際の話ですが、車内でのCPA(心肺停止)CPR(心臓マッサージ)をした事があります。チビの自分ならでは、車内侵入して、少しは活動しづらさは感じましたが、もう一人の隊員は180㎝ぐらいの巨体だった(笑)ので活動しづらそうでした。
② 火災現場は低姿勢になる事が多い
火災現場に出場し、建物が延焼していると、時には屋内侵入して、延焼防止に従事しなければいけません。その際は、屋内侵入時は、煙が満映している可能性があるので、空気呼吸器を着装して中腰の状態で活動にあたります。なので、身長は低い方が、身体への負担は軽減されます。また、屋内侵入時に、ものが散乱していると活動制限されるので、身動きが取りやすくなります。
・低身長のデメリット
自分自身はメリットの方が多いと感じていますが、やはりデメリットもあるので、紹介します。ただ、これは、身体の使い方次第で、いくらでも対策は取れます。
① ホースの水圧に耐えるのが大変
ホース放水時の水圧は、非常に強いので、しっかり踏ん張って身体の態勢を整えなければ、ホースが暴れて、怪我に繋がります。自分だけではなく、周りにも被害が及びかねないので、注意が必要です。なので、初めは放水補助に入ること(二人掛かりで放水をすること)もあります。
対策は、まずは第一に筋力を鍛えましょう。これが一番ですね。
後は低姿勢になり、倒れない身体の態勢を取ることです。
※ラグビーをやっている人は、わかりやすく言うと、タックルの姿勢です。
② 消防車両が大きいので、資機材が取りずらい
とりあえず、消防車両が大きいんです。
なので、車両の上の方に積載してある資機材は、車両に足を乗り上げてから、取ることもありました。こればっかりは仕方ないですね。
普段の生活でも同じような感じです。笑
活動時の多少の時間のロスはあるかも知れませんが、間違えず、怪我をせず、確実にできる方が何よりの第一優先です。
◎ まとめ
いかがでしたか??
消防士の仕事は、災害現場に出場し、人命救助・延焼防止をすることです。
災害現場では、狭い箇所に行くことや低姿勢になる場面が多々出てきます。そして、その活動時に使用し、求められている筋力は、主に俊敏性と持久力です。自分自身もチビですが、低身長であったとしても消防士の仕事は、なんの問題なくできます。むしろチビの方が良いのではないかと感じているぐらいです。ただ、筋力はつけましょね!!
(参考URL)
http://tfd-saiyo.jp/assets/pdf/採用試験案内_1,2,3類_2019年度.pdf