消防士から民間企業へ

消防学校が厳しくて辞める人はどれくらい居るのか??

元消防士旅人はらちゃん
元消防士旅人はらちゃん
私は東京消防庁に入庁しました。
60人クラスで、初めの1週間で2人辞めました。
なぜ、競争倍率が高く、難関の公務員になったのにも関わらず、1週間で辞めたのかを説明していきます。


○ 消防学校を辞める理由

消防士を含め、近年での公務員の競争が倍率は激化しています。
ただ、今後は終息して行くでしょう。(私個人の見解です。)
根拠は、大手企業の終身雇用が廃止や人員削減やの波は、公務員へ派生して行く未来は間違いなく訪れます。ニュースを見ていれば、明確になってきます。年金制度の崩壊も近いです。
それは、さておき、競争倍率11%〜25%程の難関を通過して、なぜ辞めてしまうのかについて3点の理由を、お話ししていきます。

① 地元消防局へ再受験

東京消防庁の場合
本当は地元消防局に行きたかったが、合格通知を頂くことができずに、やむなく合格した東京消防庁に入庁したパターンがあります。このパターンは、多いです。実際に自分自身も東京消防庁に入庁したのにも関わらず、大阪に戻る予定で入りました。まずは、東京消防庁で、ハーパーレスキュー隊員へなるという夢を抱いて!!

その後、地方消防局を受験し直そうと考えていましたが、自分の場合は怪我によりその計画は全て狂いました。周りにも数人は地方消防局を受験し直して、帰って行った人もいます。(ただ、適切な手続きをしないと、懲戒処分になりかねないのでお気をつけください。上司に相談しましょう。)

その逆もあります。地方消防局から東京消防庁へ来るパターンです。
基本的に、東京は給与水準も高く、志が高い方が多いので、東京消防庁での経験は人生の大きな財産になります。(もはや、消防士の仕事時代が人生の財産です)誰でもがなれる職業ではないからです。誇りを持ってください。

② 別の目標があったけど、とりあえず消防へ入った

非常に稀ですが、本当はプロボクサーになりたかったが、親の助言で消防士になったという人もいましたが、直ぐに、本当に自分のやりたい道に戻って行きました。人生の選択肢は非常に多くなってきていると思います。
それはインターネットの普及により、いつでも、誰でも、どこでも、情報を手に入れることが可能になったからです。
人生の選択肢は、増えているが最終的に選択するのは、親でも友達でもありません。自分です。なので、自分がやりたい道を選んだ仲間を自分は尊重します。
そして、応援しています。

自分自身も親の吊り込みみたいなところはありました。
幼い頃から常に『公務員になりなさい」としか言われたことがない!!
ただ、自分自身も消防士という職業は、天職だと感じるぐらいに大好きでした
熱中していました。でないと、消防学校時代にトップの成績を残せることはなかったです。決断は早い方がいい!!

③ 消防学校の厳しさに耐えれず、辞める

恐らく、一番多いのではないかと感じています。
消防学校は、『優秀な消防官を育成するところではない!!
消防士として、適性のない奴を振るい落とす場所だ
と言われたことが、非常に強烈なインパクトとして残っています。
まるで、映画の世界みたいです!!っw

実際に、消防士の仕事は体力も必要ですが、メンタリティの方が大切です。
人命救助という使命を背負っているからです。人の命を背負っているからです。自分が体力的にきついからと言って、その現場から逃げることはできません。キツイというメンタルや苦しいというメンタルを拭い去る必要があります。
って言っても、全員がそんな化け物ばかりではありません。
自分がメンタルが弱いと思うなら、仲間に支えれられながら、乗り越えることだってできる。みんなそうやって乗り越えているから、心配はしなくて大丈夫です。現場も一人ではありません。仲間と乗り越えるものです。

○ まとめ

難関公務員試験を通過して、消防士になったのにも関わらず、消防士を退職する方はいます。私も辞めた身です。消防学校を卒業間際に、手術をする程の怪我をして、私はその時に辞めようと思いましたが、母親に言われた言葉があります。

あんたがなりたいって言って、消防士になったんやけん。もっととことんやりっ!!消防士になりたくても成られへんかった子のこと考えな。」っと言われて、私は目覚めました!!そっから自分なりに努力をして、約3年半の消防生活に終止符を打ちました。私は非常に特別な経験をした存在です。
通常は、半年の消防学校を10ヶ月も過ごしました。(手術後のリハビリのために)

消防士として、勤めた経験は人生の財産になりました。
感謝しています。
そして、怪我をした事を前向きに捉えることができる今の自分の生き方を誇りに感じています。

皆さんも自ら選んだ人生の道を誇りに!!
前向きに生きましょう!!

 

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