「東京消防庁の消防士って、実際いくら給料をもらえるの?」

「消防学校にいる間も給料は出る?」

「1年目のボーナスはいくら?」

「手取りにすると、どれくらい残る?」

東京消防庁を目指している人なら、かなり気になる部分だと思います。

私は東京消防庁に消防官Ⅰ類で採用され、消防学校を経て消防署に配属されました。

そして以前、当時使っていた通帳を見返したところ、

消防学校時代の給与や1年目のボーナス、消防署配属後の実際の振込額

が残っていました。

この記事では、

  • 2026年現在の東京消防庁Ⅰ類の初任給
  • ボーナスの仕組み
  • 給料から引かれるもの
  • 消防学校でも給料はもらえるのか
  • 私が実際にもらった1年目の夏ボーナス
  • 消防署配属後の実際の手取り

まで、最新の公式情報+元東京消防庁消防士の実体験で紹介します。

なお、私が勤務していた当時と2026年現在では給与水準が変わっています。

そのため、この記事では、

「2026年現在の公式給与」と「私が実際にもらっていた当時の給与」を分けて紹介します。

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【2026年最新】東京消防庁・消防官Ⅰ類の初任給は約32万1,900円

まず、現在の給与から見てみましょう。

東京消防庁が公表している2026年度の消防官Ⅰ類の初任給は、

約321,900円

です。

東京消防庁の2026年度採用案内でも、消防官Ⅰ類の初任給は約321,900円、消防官専門系は約326,100円とされています。

採用区分2026年公表の初任給
消防官専門系約326,100円
消防官Ⅰ類約321,900円

※2026年1月1日時点の給料月額に地域手当を加えた金額です。

「新卒の公務員で月32万円?」

と思う人もいるかもしれません。

ただし、この321,900円は、

実際に銀行口座へ振り込まれる「手取り額」ではありません。

ここから各種控除が行われます。


東京消防庁の消防官は「公安職給料表」が適用される

東京消防庁の消防官は、東京都職員の中でも公安職給料表が適用されます。

東京都人事委員会の2026年4月1日時点の給料表では、公安職給料表の対象として、

警察官・消防吏員

が明記されています。

消防官Ⅰ類の初任給に対応する給料月額は268,300円とされており、ここに地域手当などが加わることで、東京消防庁が公表している約321,900円になります。

つまり、

給料月額+地域手当=約321,900円

というイメージです。


東京消防庁の給料は基本給だけではない

消防官の給与には、給料月額と地域手当以外にも、条件に応じて手当が支給されます。

東京消防庁の採用情報では、

  • 扶養手当
  • 住居手当
  • 通勤手当
  • 期末・勤勉手当

などの制度があるとされています。

また、学歴や採用前の職歴等がある場合、一定の基準によって初任給が加算される場合があります。

したがって、

「Ⅰ類に合格すれば全員が毎月まったく同じ金額をもらう」

というわけではありません。


東京消防庁のボーナスは年2回

東京消防庁を含む東京都職員には、

期末手当・勤勉手当

という、いわゆるボーナスにあたる制度があります。

東京都の2026年の給与資料では、一般職員の期末・勤勉手当は、

  • 6月:2.45か月
  • 12月:2.45か月
  • 年間:4.90か月

という水準になっています。

ただし、

「初任給321,900円×4.9がそのまま全員のボーナスになる」

という単純な計算ではありません。

在職期間や支給対象となる給与、勤勉手当の評価などによって実際の支給額は変わります。

特に新規採用された1年目の夏は、4月に採用されたばかりなので、満額と同じ考え方にはなりません。


東京消防庁Ⅰ類の年収はいくら?

単純な参考値として、

月額321,900円×12か月

を計算すると、

3,862,800円

です。

さらにボーナスがあります。

仮に月額321,900円へ年間4.90か月を単純に掛けると、

約157万7,000円

となります。

その2つを単純合計すると、

約544万円

です。

ただし、これはあくまで給与水準をイメージするための単純試算です。

実際の年収は、

  • 初年度かどうか
  • 在職期間
  • 各種手当
  • 職歴加算
  • 超過勤務等
  • ボーナス算定
  • 昇給・昇任

などで変わります。

特に4月採用の1年目は、年間を通じて満額のボーナスを受ける職員と同じ年収にはなりません。

したがって、

東京消防庁Ⅰ類なら1年目から必ず年収544万円

という意味ではないので注意してください。


東京消防庁の「手取り」はいくら?

先ほどの約321,900円は額面です。

実際には、

  • 共済・社会保険関係
  • 厚生年金
  • 所得税
  • 住民税
  • その他控除

などが差し引かれます。

そのため、

額面321,900円=銀行口座に321,900円振り込まれる

わけではありません。

さらに住民税は前年の所得をもとに計算されるため、入庁前の収入状況や2年目以降でも手取りが変わります。

扶養状況などによっても違うため、

現在のⅠ類の手取りを一律に「○万円」と断定することはできません。

そこで、ここからは私が実際に東京消防庁で働いていた当時の数字を紹介します。


【実体験】消防学校にいる間も給料はもらえる

消防士を目指している人から、

「消防学校って学生扱いなんですか?」

「消防学校にいる半年間は無給なんですか?」

と思われることがあります。

違います。

東京消防庁へ採用された後に入る消防学校は、大学や専門学校のように学費を払って通う学校ではありません。

採用された消防官として、給与を受け取りながら初任教育を受けます。

私自身も消防学校にいる間、当然ながら給与を受け取っていました。

当時の通帳を見返したとき、

「まだ消防学校に入ったばかりなのに、ちゃんと給与が振り込まれている」

と改めて感じました。

ただし、私が入庁したのは2011年です。

現在とは給与水準が違うため、当時の金額を2026年現在の初任給と混同しないでください。


【実額公開】1年目の夏のボーナスは185,288円だった

ここからは、私自身の実際の記録です。

東京消防庁へ入庁した1年目。

まだ消防学校にいた時期の夏のボーナスとして、私の口座に振り込まれていた金額は、

185,288円

でした。

これは、私が実際に受け取った当時の金額です。旧記事でも通帳に基づく夏のボーナスとして185,288円を公開していました。

当時の私は、

「入庁してまだ数か月なのに、ボーナスがもらえるんだ」

と感じた記憶があります。

ただし、繰り返しますが、

これは2011年当時の私個人の実績です。

2026年入庁者が同じ金額になるという意味ではありません。

給与制度も金額も改定されています。


冬のボーナスは夏より大きくなった

1年目の冬にもボーナスが支給されました。

夏は4月に採用されてから間もない時期でしたが、冬になると在職期間も長くなります。

そのため、私自身も夏よりかなり大きな金額になりました。

消防士を目指していた頃は、

「消防士にもボーナスがある」

ということは知っていました。

ただ実際に自分の口座へ振り込まれると、公務員として働いている実感がかなり湧いたのを覚えています。


消防署へ配属されてから給与が増えた

消防学校を卒業し、消防署へ配属されると働き方も大きく変わります。

私は消防学校で怪我をしたため同期より配属が遅れましたが、最終的には消防署で消防隊員として勤務しました。

そして消防署へ配属された後、実際の口座への振込額として記録していた金額の一つが、

270,333円

です。

当時の私にとって、消防学校時代より振込額が増えたことはかなり印象に残っています。

旧記事では、消防署配属後は休日勤務等の影響もあり、消防学校時代より金額が増えたと書いていました。

ただしこれも、

当時の私個人の勤務実績による数字

です。

毎月必ず270,333円だったわけではありません。


消防士の給料は毎月同じではない

消防士として働いていた経験からも、

毎月の振込額が完全に同じとは限りません。

基本となる給与は決まっていますが、勤務実績や各種手当、控除などによって変動します。

ですから、

「東京消防庁の消防士の手取りは○万円」

と一つの数字だけで判断するより、

基本となる給与+手当-控除

という仕組みで考える方が正確です。


東京消防庁Ⅰ類の初任給は以前よりかなり上がっている

私が勤務していた時代と比べても、現在公表されている初任給はかなり変わっています。

2026年の東京消防庁消防官Ⅰ類の初任給は、

約321,900円。

東京消防庁自身も採用サイト上で「前年よりアップしました」と案内しています。

そのため、この記事に昔の通帳の数字だけを載せて、

「東京消防庁の現在の給料はこれくらいです」

とするのは正確ではありません。

だから2026年版では、

現在の公式情報+私自身の過去の実体験

を分けて掲載しています。


東京消防庁の給料は高い?低い?

これは人によって感じ方が違うと思います。

東京消防庁Ⅰ類の2026年の初任給は約321,900円です。

金額だけを見ると、

「かなりもらえる」

と感じる人もいるでしょう。

ただ消防士は、

  • 火災
  • 救急
  • 救助
  • 深夜の災害出場
  • 訓練
  • 体力錬成
  • 命に関わる活動

を行う仕事です。

私自身も消防士として働いていましたが、

「給料が高いから消防士になる」だけでは続けるのが難しい仕事

だと思っています。

もちろん給与・待遇は職業を選ぶうえで重要です。

しかし、

仕事内容や勤務体系、消防士としての使命まで理解したうえで目指す

ことをおすすめします。

消防士の休日の過ごし方・趣味5選|勤務サイクルも元消防士が解説


東京消防庁の給料についてよくある質問

消防学校にいる半年間も給料は出る?

はい。

東京消防庁に採用された消防官として消防学校で初任教育を受けるため、給与が支給されます。

私自身も消防学校時代から給与を受け取っていました。


消防官Ⅰ類の2026年の初任給はいくら?

東京消防庁が公表している2026年1月1日現在の消防官Ⅰ類の初任給は、

約321,900円

です。

地域手当を含んだ金額です。


321,900円がそのまま手取りになる?

なりません。

給与から社会保険・税金等が控除されるため、実際の振込額は少なくなります。

個人の条件によって違うので、一律の手取り額を出すことはできません。


東京消防庁にはボーナスがある?

あります。

東京消防庁の採用情報でも期末・勤勉手当の制度が明記されています。

東京都の2026年給与資料では、一般職員の期末・勤勉手当は年間計4.90か月という水準です。

ただし1年目の夏などは在職期間が短いため、同じ考え方で満額が支給されるわけではありません。


消防署へ配属されると給料は増える?

勤務実績などによって支給額が変わることがあります。

私の場合は、消防学校時代より消防署配属後の方が実際の振込額が増え、記録に残っている金額の一つが270,333円でした。

ただし、これは現在の消防官の標準手取りではなく、私個人の当時の実績です。


まとめ|東京消防庁Ⅰ類は2026年現在、初任給約32万1,900円

2026年現在、東京消防庁が公表している消防官Ⅰ類の初任給は、

約321,900円

です。

そして、東京消防庁には期末・勤勉手当などの制度もあります。

一方、私が実際に東京消防庁で勤務していた当時には、

  • 消防学校在校中から給与を受給
  • 1年目夏のボーナス:185,288円
  • 消防署配属後の振込額の一例:270,333円

という記録が残っています。

ただし、私が入庁したのは2011年。

給与制度はその後何度も変わっているため、

現在の給与は東京消防庁の最新情報を確認することが重要です。

消防士を目指すとき、給与やボーナスはもちろん大切です。

しかし、私自身が消防士として働いて感じたのは、

給料以上に「どんな仕事をするのか」を理解してから目指すことが大切

ということです。

東京消防庁を目指している方は、給与だけではなく、採用試験や消防学校、実際の消防士の生活についても確認してみてください。

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