消防士はマッチョが多い?元東京消防庁消防士が実際の体型・筋トレ事情を解説
消防士というと、「筋肉ムキムキ」「マッチョな人が多い」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
私自身、東京消防庁で消防士として勤務していましたが、結論からいうと、消防士だからといって全員がマッチョなわけではありません。
もちろん、筋トレが好きでかなり身体を鍛えている消防士もいます。
一方で、細身の人や一見すると普通の体型の人もいます。
消防士に本当に必要なのは、見た目の筋肉量だけではありません。
火災・救助・救急などの災害現場では、筋力だけでなく、持久力・瞬発力・握力・体幹・敏捷性などを総合的に求められます。
私も消防士時代は身体を鍛えていましたが、「ボディビルダーのような身体を作る」というより、消防活動に必要な体力をつけるという感覚の方が近かったです。
この記事では、実際に東京消防庁で勤務していた経験をもとに、
- 消防士には本当にマッチョが多いのか
- 消防士にはどんな体型の人がいるのか
- 消防士が筋トレをする理由
- 消防署ではどんなトレーニングをするのか
- 消防士になるにはどれくらいの体力が必要なのか
について解説します。
これから消防士を目指している方で、
「自分は細いけど消防士になれる?」
「筋肉がないと採用試験に落ちる?」
と不安に思っている方にも、実体験を交えて紹介します。
なぜならと言うと、消防活動に必要とされるのは、どっちかと言うと筋持久力だからです。時にはパワーも必要なのですが、すぐに消耗してしまう、息切れするような筋肉では、人命救助をする際に弊害になることの方が多いからです。なので、個人的には消防士が向いているスポーツは、ラグビーだと思っています。あくまでも個人的な意見です。ラグビーのフォワードと言われる前の方で身体をばちばち当てている人はパワー系のゴリマッチョばかりですが、バックスと言われる走るポジションは、走れる持久力があって、パワーもあるので、勝手に最強だと思います。
って言うことで、以上で今回ここで終わりにします。
消防士はマッチョが多い?
結論からいうと、一般的な職業と比べれば、消防士には身体を鍛えている人が多いです。
私自身、東京消防庁で消防士として勤務していましたが、筋トレを習慣にしている人や、学生時代にスポーツをしていた人は多くいました。
消防士という仕事は、火災・救助・救急などの災害現場で身体を使います。
防火衣や空気呼吸器などの装備を身につけて活動したり、ホースや資器材を扱ったり、場合によっては要救助者を搬送したりすることもあります。
そのため、仕事をするうえで一定以上の筋力や持久力が必要になります。
また、消防署にはトレーニングできる環境が整っていることもあり、勤務を続けながら身体を鍛えている消防士もいます。
ただし、
「消防士=全員がボディビルダーのようなマッチョ」ではありません。
私が実際に勤務していたときも、見るからに筋肉質な人もいれば、細身の人、がっちりした人、一般的な体型の人などさまざまでした。
消防士に求められるのは、見た目の筋肉量ではなく、災害現場で動き続けられる実践的な体力です。
ですから、
「自分は細いから消防士には向いていないのでは?」
「筋肉が少ないと消防士になれない?」
と心配している方も、それだけで諦める必要はありません。
採用試験や消防学校に向けて、必要な体力を少しずつ身につけていけば大丈夫です。
消防士にはどんな体型の人がいる?
消防士には、実際にさまざまな体型の人がいます。
私が東京消防庁で勤務していた経験では、大きく分けると、
- 筋肉量が多く、がっちりした人
- スポーツ経験があり引き締まった人
- 持久力に優れた細身の人
- 一般的な体型の人
などがいました。
もちろん、これは正式な分類ではなく、私自身が実際に消防士として働いて感じた印象です。
重要なのは、体型によって消防士としての能力が決まるわけではないということです。
たとえば、身体が大きく筋力のある人は、重量物を扱うような場面では強みを発揮するでしょう。
一方で、細身でも持久力や敏捷性に優れている人もいます。
災害現場では、筋力だけではなく、
持久力・瞬発力・握力・体幹・敏捷性などを総合的に求められます。
私自身も消防士時代は身体を鍛えていましたが、「ボディビルダーのような身体を作る」というより、消防活動に必要な体力をつけるという感覚の方が近かったです。
消防士を目指している方は、見た目の体型を気にしすぎる必要はありません。
「マッチョになること」を目標にするのではなく、走れる・持ち上げられる・引ける・長時間動ける身体を作ることを意識した方が、消防士を目指すうえでは実践的です。
消防士が筋トレをする理由
消防士が身体を鍛える最大の理由は、見た目を良くするためではなく、災害現場で安全に活動するためです。
火災現場では、防火衣や空気呼吸器などの装備を身につけて活動します。さらに、ホースを扱ったり、資器材を運んだり、場合によっては要救助者を搬送したりすることもあります。
そのため、消防士には単純な筋力だけではなく、
- 重いものを扱うための筋力
- 長時間活動するための持久力
- 素早く動くための瞬発力・敏捷性
- 資器材を扱うための握力
- 不安定な姿勢でも身体を支える体幹
など、総合的な体力が求められます。
私自身も東京消防庁で勤務していた頃は身体を鍛えていました。
ただ、「とにかく身体を大きくする」というよりも、現場で動き続けられる身体を作ることの方が重要だと感じていました。
筋肉が大きくても、すぐに息切れしてしまっては災害現場では十分に動けません。
消防活動では瞬間的に大きな力が必要になる場面もありますが、それ以上に長時間動き続けられる持久力が重要になる場面があります。
個人的には、消防士に向いているスポーツの一つはラグビーだと思っています。
ラグビーは、走る持久力と瞬発力、相手に当たり負けしないパワーなどを総合的に求められるからです。
もちろん、ラグビー経験が必要という意味ではありません。
消防士に必要なのは、**「マッチョな身体」ではなく「現場で使える身体」**だと考えると分かりやすいでしょう。
消防署ではどんな筋トレ・トレーニングをする?
消防署では、消防活動に必要な体力を維持・向上させるために身体を鍛える消防士が多くいます。
ただし、トレーニング内容や実施方法は所属する消防本部や消防署、隊などによって異なります。
私が消防士として勤務していた経験では、筋力だけを鍛えるのではなく、走る・持ち上げる・引く・身体を支えるといった能力を鍛えることが重要でした。
代表的なトレーニングとしては、
- 腕立て伏せ
- 腹筋
- 懸垂
- スクワット
- ランニング
- ダッシュ
- ウエイトトレーニング
などがあります。
特に懸垂は、消防活動との相性が良いトレーニングだと思います。
消防の現場では、資器材やホースなどを扱う際に「引く力」を使うことがあります。そのため、背中や腕、握力などを鍛えられる懸垂は役立ちます。
また、筋トレだけではなくランニングなどで心肺機能や持久力を鍛えることも非常に重要です。
消防士を目指している方は、「筋肉を大きくすること」だけを目的にするのではなく、筋力と持久力をバランス良く鍛えておくことをおすすめします。
消防士に必要なのは筋肉だけではない
消防士という職業を考えるうえで、これは非常に重要です。
筋肉がある=優秀な消防士、ではありません。
消防士の仕事には、火災・救助・救急などの災害対応だけでなく、訓練、資器材の点検、事務作業、立入検査などさまざまな業務があります。
そして災害現場では、自分一人で活動するわけではありません。
隊員同士で連携し、指示を聞き、状況を判断しながら行動する必要があります。
そのため消防士には、体力だけではなく、
判断力・協調性・精神力・コミュニケーション能力
なども必要です。
私自身、消防士として働いた経験から考えても、単純に「一番筋肉がある人が一番優秀」という世界ではありませんでした。
むしろ、自分の役割を理解して仲間と連携し、苦しい状況でも冷静に動けることの方が重要です。
身体を鍛えることはもちろん大切ですが、消防士に必要な能力の一つが体力であると考えておきましょう。
細身・筋肉が少なくても消防士になれる?
結論からいうと、細身だからという理由だけで消防士になれないわけではありません。
消防士を目指している方の中には、
「身体が細いから不利なのでは?」
「筋肉がないと採用試験に落ちる?」
と心配している方もいると思います。
しかし、採用試験でボディビルダーのような身体が求められているわけではありません。
消防本部によっては体力試験が実施され、握力、上体起こし、反復横跳び、持久走などによって体力を確認されることがあります。
つまり重要なのは、見た目ではなく、試験や消防活動に対応できる体力があるかどうかです。
現在あまり筋肉がなくても、採用試験までに必要な体力を身につけていけば問題ありません。
私自身の経験からも、消防士にはさまざまな体型の人がいました。
ですから、「マッチョじゃないから消防士を諦める」という必要はありません。
むしろ消防士を目指すのであれば、自分の現在の体力を把握して、苦手な部分を少しずつ鍛えていく方が大切です。
消防士になるにはどれくらいの体力が必要?
消防士採用試験の体力試験は、全国一律の内容・合格基準ではありません。
消防本部や採用年度によって、実施される種目や評価方法が異なる場合があります。
代表的な種目としては、
- 握力
- 腕立て伏せ
- 上体起こし
- 反復横跳び
- 立ち幅跳び
- 20mシャトルラン
- 持久走
- 懸垂
などがあります。
ただし、「腕立て伏せが○回できれば必ず合格」と単純に決まるわけではありません。
消防士採用試験では、筆記試験や面接試験なども含めて総合的に選考されます。
そのため、体力に自信がある方も、体力試験だけに集中しすぎないことが重要です。
消防士の体力試験については、別の記事で試験種目・目安・具体的なトレーニング方法まで詳しく解説しています。
消防士の体力試験はどれくらい?種目・目安・対策を元東京消防庁消防士が解説|はらちゃんブログ
消防士を目指すなら体力と筆記・面接をバランスよく対策しよう
消防士を目指すのであれば、筋トレだけをしていればいいわけではありません。
採用試験では、体力試験以外にも筆記試験や面接試験などがあります。
特に体力に自信がある人ほど、
「体力試験なら大丈夫」
と思って、筆記試験の対策がおろそかにならないよう注意してください。
反対に、筆記試験が得意でも体力試験への準備をまったくしないのはおすすめできません。
消防士採用試験は、自分の得意分野を伸ばしながら、苦手分野を合格できるレベルまで引き上げることが重要です。
私自身も消防士採用試験を受験し、東京消防庁に採用されました。
実際に消防士として勤務した経験から考えても、採用試験はゴールではありません。
消防学校に入ってから訓練がありますし、消防署に配属されてからも身体を使います。
だからこそ、試験直前だけ体力をつけるのではなく、消防士になった後も見据えて身体を作っておくことをおすすめします。
よくある質問
消防士は全員マッチョですか?
いいえ。消防士だからといって全員がマッチョというわけではありません。
筋トレが好きで非常に筋肉質な人もいますが、細身の人や普通体型の人もいます。
一般的な職場と比べれば身体を鍛えている人は多いと思いますが、消防士に必要なのは見た目の筋肉量ではなく、災害現場で活動できる総合的な体力です。
細身でも消防士になれますか?
細身でも消防士を目指せます。
重要なのは体型ではなく、採用試験や消防活動に必要な体力を身につけられるかどうかです。
現在体力に自信がなくても、ランニングや筋力トレーニングを継続して準備していきましょう。
消防士になるには筋トレをした方がいいですか?
筋トレはしておくことをおすすめします。
ただし、筋肉を大きくすることだけを目的にする必要はありません。
腕立て伏せ、懸垂、スクワットなどの筋力トレーニングと、ランニングなどの持久系トレーニングを組み合わせるとよいでしょう。
消防士になるには腹筋が割れていないとダメですか?
腹筋が割れている必要はありません。
腹筋が見えるかどうかは体脂肪率などにも左右されるため、それ自体が消防士としての能力を示すものではありません。
見た目よりも、体幹や持久力などを含めた実用的な体力を鍛えることが重要です。
消防士採用試験では体力があれば有利ですか?
体力試験が実施される消防本部では、十分な準備をしておくことは重要です。
ただし、消防士採用試験は体力だけで決まるわけではありません。
筆記試験や面接試験なども含めて対策しましょう。
まとめ|消防士はマッチョじゃなくてもなれる
消防士には身体を鍛えている人が多いですが、全員がマッチョというわけではありません。
消防士に求められるのは、見た目の筋肉ではなく、災害現場で活動するための実践的な体力です。
筋力だけでなく、持久力・瞬発力・握力・体幹・敏捷性などをバランス良く鍛えることが大切です。
また、消防士の仕事では体力だけではなく、判断力や精神力、協調性なども必要になります。
現在、身体が細かったり筋肉に自信がなかったりしても、それだけで消防士を諦める必要はありません。
これから消防士を目指すのであれば、まずは採用試験で必要になる体力を確認し、自分の苦手な種目から少しずつトレーニングしてみてください。
そして、体力試験だけではなく、筆記試験や面接試験もバランス良く準備していきましょう。
