「消防士になりたい気持ちはあるけど、勉強が続かない」

「最初はやる気があったのに、最近だらけてしまう」

「試験までまだ何か月もあって、モチベーションを保てない」

消防士採用試験を目指していると、こういう時期が必ずあると思います。

私自身も大学生の頃、東京消防庁をはじめとした公務員試験を目指して勉強していました。

当時の記事を振り返ると、公務員試験の勉強を始めてから約8か月間、

朝6時に起きる

30分〜1時間程度ランニングする

シャワーを浴びる

大学の授業前に数的処理・判断推理を勉強する

という習慣を続けていました。

そしてもう一つ。

気持ちが落ちたときは、消防や救助を題材にした映画を見て、

「自分は何のために消防士を目指しているのか」

を思い出していました。

今振り返ると、一番重要だったのは、

毎日高いモチベーションを保つことではなく、やる気がなくても動ける仕組みを作ったこと

だったと思います。

この記事では、実際に私が消防士を目指していたときにやっていた方法を中心に、今ならどうやってモチベーションを維持するかまで解説します。

結論|消防士試験は「やる気」より「習慣」で乗り切る

最初に結論です。

私は、

モチベーションだけに頼って消防士採用試験を乗り切るのは難しい

と思っています。

なぜなら、人間のやる気には波があるからです。

今日は、

「絶対消防士になる!」

と思っていても、

数日後には、

「今日は疲れたから明日でいいか」

となる。

これは普通です。

だから重要なのは、

モチベーションが高い日にたくさん頑張ること

ではなく、

モチベーションが低い日でも最低限やる仕組みを作ること

です。

私の場合、その仕組みが「朝のルーティン」でした。

消防士になるまでの試験全体をまだ整理できていない人は、こちらの記事も先に確認してください。

消防士になるには?採用試験から消防学校まで元消防士が解説

私が消防士になるために約8か月続けたこと

私は大学生の頃、特別に頭が良かったわけではありません。

周囲に同じように消防士を目指している友人がたくさんいたわけでもありません。

だから、

自分で勉強する環境を作るしかない

と思っていました。

当時はアルバイトや大学生活もありました。

友人と遊びたいときも当然あります。

それでも、

消防士になることの優先順位を上げる

と決めました。

そして約8か月間、生活の中に受験勉強と体力づくりを組み込みました。

方法①|朝のルーティンを決める

私が一番効果を感じたのが、

朝の時間を固定すること

でした。

私が実際にやっていた朝の流れ

当時は、

朝6時ごろ起床

河川敷を30分〜1時間程度ランニング

シャワー

大学の授業前に1時間程度勉強

という流れでした。

勉強していたのは主に、

数的処理

判断推理

などです。

大学の空き時間には図書館へ行って勉強することもありました。

朝にやることを固定すると「やるか迷う時間」がなくなる

これがかなり大きかったです。

毎朝、

「今日は走ろうかな?」

「今日は勉強しようかな?」

と考えていると、やらない理由を探し始めます。

でも、

朝起きたら走る。終わったら勉強する。

と決めておけば、

考える必要がありません。

今なら、

モチベーションを上げるというより、行動を自動化していた

と考えます。

早起きそのものが重要なのではない

昔の記事では、

「早起きすること」

そのものをかなり強くおすすめしていました。

でも今は、

夜型の人が無理して毎朝5時に起きる必要はない

と思っています。

重要なのは時間帯ではありません。

毎日ある程度決まった時間に、勉強する時間を確保すること

です。

例えば社会人なら、

朝6時30分〜7時30分。

通勤時間30分。

昼休み20分。

帰宅後21時〜22時。

でもいい。

大学生なら、

1限前。

空きコマ。

授業終了後。

でもいいです。

自分が続けやすい時間を固定してください。

方法②|消防士になった自分を思い出せるものを見る

私がもう一つやっていたのが、

消防・救助関係の映画を見ること

です。

当時よく見ていたのが、

『252 生存者あり』

や、

『海猿』

でした。

特に私は救助隊やハイパーレスキューへの憧れが強かったので、

映画を見ると、

「やっぱり消防士になりたい」

という気持ちが戻ってきました。

モチベーションが落ちる原因は「目的を忘れる」こと

毎日、

数的処理。

判断推理。

文章理解。

体力づくり。

をやっていると、

いつの間にか、

試験勉強そのものが目的

になってしまうことがあります。

でも本来の目的は、

問題集を一冊終わらせることではありません。

消防士になること

です。

だから、

消防士になりたいと思ったきっかけ。

救助隊への憧れ。

消防車を見たときの気持ち。

採用試験へ挑戦しようと思った理由。

を思い出せるものを一つ持っておくのはおすすめです。

映画でなくても構いません。

方法③|「消防士になる」を具体的な行動まで分解する

「消防士になる!」

という目標は大きすぎます。

毎日それだけ考えても、

何をすればいいか分かりません。

そこで、

目標を今日できる行動まで小さくする

ことが重要です。

例えば、

悪い目標

「東京消防庁に合格する」

今日できる目標

「数的処理を10問解く」

「判断推理を30分やる」

「腕立て伏せを3セットやる」

「過去問を1年分見る」

「論文の構成だけ1本作る」

です。

消防士になることを、

毎日の行動へ落とし込む

ことで、やるべきことが明確になります。

方法④|勉強時間ではなく「できるようになったこと」を記録する

私は受験勉強では、

何時間机に座ったか

だけを追わない方がいいと思っています。

例えば、

4時間勉強した。

でも、

スマホを触っていた。

集中していなかった。

問題はほとんど解けていない。

なら意味が薄いです。

それより、

判断推理20問

数的処理15問

間違えた問題を5問復習

のように、行動を記録する方が分かりやすいです。

小さくても、

「昨日よりできるようになった」

と感じることが、次のモチベーションにつながります。

東京消防庁を短期間で対策する場合の具体的な勉強法はこちらにまとめています。

東京消防庁は2ヶ月で合格できる?元消防士が実践した短期合格の勉強法

現在の記事でも、短期間ほど「全部を完璧にする」のではなく、優先順位を決めて反復することを重視しています。

方法⑤|やる気がない日の「最低ライン」を決めておく

これは今なら絶対やります。

例えば、

調子がいい日

数的処理60分
ランニング30分
論文1本

でも、

毎日これを続けるのは大変です。

だから、

調子が悪い日の最低ライン

も決めます。

例えば、

数的処理5問だけ。

腕立て10回だけ。

参考書5ページだけ。

でもいい。

ポイントは、

完全にゼロの日を増やさないこと

です。

1日休むと、

「昨日やらなかったから今日もいいか」

となりやすい。

だから私は、

100点の勉強を3日続けて止まるより、60点を何か月も続ける方が強い

と思っています。

モチベーションが落ちたときにやらない方がいいこと

いきなり新しい教材を買う

やる気が落ちると、

「この参考書が悪いのかも」

と思うことがあります。

でも教材を何冊も増やすと、

どれも中途半端になりやすいです。

まず今持っている問題集を繰り返しましょう。

他人と比べすぎる

SNSを見ると、

「毎日8時間勉強しています」

「模試で○点でした」

という人がいます。

それを見て焦る必要はありません。

必要なのは、

昨日の自分より合格に近づいているか

です。

一日失敗しただけで全部やめる

寝坊した。

勉強できなかった。

筋トレできなかった。

そんな日もあります。

そこで、

「もうダメだ」

とならない。

翌日戻ればいいです。

消防士を目指すなら体力づくりも同時に進める

消防士採用試験では、筆記だけでなく体力検査もあります。

だから、

勉強だけして試験直前に急に走り始める

のはおすすめしません。

私自身も受験生時代からランニングを習慣にしていました。

ただし、

毎日限界まで追い込む必要はありません。

採用試験だけではなく、消防学校に入った後も身体を使います。

消防士の体力試験についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

消防士の体力試験はどれくらい?種目・目安・対策を元東京消防庁消防士が解説

体力試験には全国共通の一律基準があるわけではなく、消防本部や年度によって内容・評価方法が異なるため、受験先の最新情報確認も必要です。

私が続けられた理由は「消防士になった後」が具体的だったから

私には、

単に、

「公務員になりたい」

という目標だけではありませんでした。

消防士になりたい。

救助隊を目指したい。

いつかオレンジを着きたい。

という具体的な目標がありました。

だから、

朝走る。

数的処理を勉強する。

判断推理を解く。

という一見地味な作業も、

その未来につながっている

と思うことができました。

救助隊やオレンジ服に憧れている人はこちらの記事もどうぞ。

消防士のオレンジ服は誰が着る?救助隊になる方法・意味を元東京消防庁消防士が解説

※公開後、該当する「オレンジ服・救助隊」記事の実URLへ変更してください。

モチベーションが戻ったら、次は「合格するための行動」へ進む

モチベーションを上げること自体が目的ではありません。

気持ちが戻ったら、

実際に勉強する

体力づくりをする

論文を書く

面接対策をする

へ進みましょう。

論文・作文が苦手な方へ

消防・警察採用試験の論文・作文対策をまとめています。

【完全攻略】これで論文試験は差をつけろ〜消防・警察合格への道〜

面接対策を早めに始めたい方へ

志望動機・自己PR・深掘り質問までまとめて対策したい方はこちらです。

【完全攻略】これで面接試験は差をつけろ〜消防・警察合格への道〜

消防士試験のモチベーションについてよくある質問

消防士になりたいのに勉強が続きません

最初から毎日何時間も勉強しようとせず、まず「毎日30分」「数的処理5問」など続けられる最低ラインを決めることをおすすめします。

毎日やる気を出す方法はありますか?

毎日高いモチベーションを保つのは難しいです。

そのため、やる気を上げる方法を探すだけでなく、決まった時間に勉強するなど習慣化する方が現実的です。

消防士の映画を見るのは勉強になりますか?

採用試験対策そのものにはなりません。

ただ、私自身は消防・救助を題材にした作品を見ることで、消防士になりたい理由を思い出し、モチベーションを戻す手段として使っていました。

筆記と体力はどちらを優先すればいい?

どちらか一方だけではなく並行して準備するのがおすすめです。

試験内容は消防本部によって異なるため、まず受験先の募集要項を確認してください。

試験まで2か月しかなくても間に合いますか?

現在の学力や確保できる勉強時間によって変わりますが、2か月だからといって最初から諦める必要はありません。

私自身も東京消防庁については試験直前の短期間で優先順位を絞った対策を行い、合格した経験があります。具体的な8週間プランはこちらで解説しています。

まとめ|消防士になるまで必要なのは「モチベーション」より「続けられる仕組み」

私が消防士を目指していた頃、

約8か月続けていたのが、

朝のランニング+受験勉強

というルーティンでした。

そして、気持ちが落ちたときには、

消防・救助を題材にした映画を見て、

「なぜ消防士になりたいのか」

を思い出していました。

今振り返ると、モチベーション維持で重要だったのは次の5つです。

① 決まった時間に行動する

② 消防士になりたい理由を思い出す

③ 大きな目標を今日の行動まで小さくする

④ 小さな成長を確認する

⑤ やる気がない日の最低ラインを決める

消防士になるまで、

毎日やる気満々である必要はありません。

落ち込む日。

遊びたい日。

疲れている日。

当然あります。

それでも、

今日は5問だけやる。

10分だけ走る。

参考書を開くだけでもやる。

そうやって戻ってくればいいです。

消防士採用試験は、一日の頑張りで決まるものではありません。

「消防士になりたい」という気持ちを、毎日の小さな行動へ変え続ける。

私は、それが一番強いと思います。