施工管理技士の経験記述が書けない原因7選|二次試験の書き方と添削サービスを解説
※本記事には広告・アフィリエイトリンクを含みます。
一級土木施工管理技士の経験記述は独学できる?書けない人の対処法を実務経験者が解説
一級土木施工管理技士の二次試験対策を始めると、多くの受験者が悩むのが経験記述です。
「現場経験はあるのに文章にできない」
「安全管理や品質管理について何を書けばいいのか分からない」
「自分の答案が採点される内容になっているのか不安」
「会社に添削してくれる人がいない」
このような悩みを持つ人は少なくありません。
実際、現場で施工管理をする能力と、限られた文字数で自分の経験を整理して伝える能力は別物です。
普段の仕事では当たり前に行っていることでも、
なぜその対策をしたのか
どんな課題があったのか
自分が具体的に何をしたのか
まで文章にしようとすると、急に難しく感じます。
この記事では、施工管理の実務経験を踏まえながら、
- 経験記述が書けない原因
- 経験記述の基本的な考え方
- 独学で作成する方法
- 文章を具体的にするコツ
- 添削を受けた方がいい人
- 経験記述サポートを利用するという選択肢
まで順番に解説します。
結論からいうと、まずは自分で1本作ってみることが大切です。
そのうえで、
「何度直しても文章にならない」
「自分では良し悪しを判断できない」
という場合には、第三者による添削や経験記述サポートを利用する方法もあります。
一級土木施工管理技士の経験記述が難しい理由
経験記述が難しい最大の理由は、
「現場経験があること」と「試験答案として文章にできること」は別だから
です。
現場では、
- 施工計画
- 工程管理
- 品質管理
- 安全管理
- 出来形管理
- 協力会社との調整
- 発注者との協議
- 工事写真管理
などを日常的に行っています。
しかし試験では、その実務経験を整理して、
現場条件
↓
技術的な課題
↓
検討内容
↓
具体的な対策
↓
結果
という流れで説明する必要があります。
頭の中では分かっていても、
「文章にしてください」
と言われた瞬間に止まってしまう人が多いのです。
経験記述が書けない人によくある7つの原因
1.いきなり文章を書こうとしている
経験記述を作るときに最も多い失敗です。
最初から完成文章を書こうとすると、
「あれも書きたい」
「これも必要かもしれない」
と内容が散らかります。
まずは文章ではなく、箇条書きで整理してください。
例えば安全管理なら、
- 工種
- 現場条件
- 危険要因
- 問題点
- 自分が行った対策
- 結果
を先に書き出します。
文章化するのはその後です。
2.課題が曖昧
例えば、
「安全に注意して施工した」
だけでは、何が問題だったのか分かりません。
重要なのは、
なぜ通常以上の安全対策が必要だったのか
まで説明することです。
例えば、
「供用道路に近接して施工するため、一般車両と工事車両が接触する危険性があった」
とすれば、具体性が大きく変わります。
3.一般論だけになっている
よくあるのが、
「KY活動を行った」
「安全教育を実施した」
「品質管理を徹底した」
という文章です。
もちろん、これらの対策自体が間違いというわけではありません。
ただし、それだけでは、
その現場であなたが何を考えて施工管理したのか
が見えてきません。
経験記述では、
「なぜその対策が必要だったのか」
までつなげることが重要です。
4.自分が行った対策が書かれていない
経験記述では、現場で起きた出来事だけを書くのではなく、
自分が施工管理者としてどう対応したか
が重要です。
例えば、
「誘導員を配置した」
だけではなく、
「工事車両の出入口を限定し、一般車両との交錯を避けるため誘導員を配置した」
とすることで、考えた内容が伝わりやすくなります。
5.結果を書いていない
対策を書いて終わる人も多いです。
しかし、
「その対策によってどうなったのか」
まで書くと文章が締まります。
例えば、
「作業員へ車両動線を周知した」
だけで終わらせず、
「その結果、一般車両との接触事故を発生させることなく工事を完了できた」
までつなげます。
6.専門用語を詰め込みすぎている
施工管理技士の試験だからといって、難しい専門用語を大量に使えばいいわけではありません。
大切なのは、
採点者が読みやすく、状況を理解できる文章
です。
必要な専門用語は使いながらも、文章自体は簡潔にします。
7.自分の文章を客観的に評価できない
これが独学の一番難しい部分です。
自分では、
「かなり具体的に書けた」
と思っていても、第三者が読むと、
- 課題が分からない
- 対策とのつながりが弱い
- 結果がない
- 一般論になっている
- 同じ内容を繰り返している
ということがあります。
独学では、この客観的なチェックが難しくなります。
経験記述は4つに分解すると作りやすい
いきなり作文を始めず、まず次の4項目に分けてください。
| 項目 | 考える内容 |
|---|---|
| 現場条件 | どのような工事・施工条件だったか |
| 課題 | 何が問題・危険だったか |
| 対策 | 自分がどんな対応をしたか |
| 結果 | 対策によってどうなったか |
例えば安全管理をテーマにすると、以下のようになります。
現場条件
供用中の道路に近接して土工を施工した。
課題
一般車両と工事車両の動線が交錯し、接触事故が発生する危険性があった。
対策
工事車両の出入口を限定し、誘導員を配置した。
また、作業開始前のKY活動で作業員へ車両動線を周知した。
結果
一般車両と工事車両の接触事故を防止し、安全に施工を完了できた。
ここまで整理できれば、文章化するのはかなり簡単になります。
最初から100点の経験記述を作る必要はない
最初の答案は60点程度でも問題ありません。
まず、
最後まで書き切ること
を優先してください。
その後、
- 不要な文章を削る
- 課題を具体化する
- 数値を追加する
- 対策を具体化する
- 結果を整理する
という順番で直していきます。
最初から完璧を目指すと、いつまでも1本目が完成しません。
経験記述を具体的にするなら数字を入れる
文章を具体的にする方法の一つが、
数字を入れること
です。
例えば、
「交通量の多い道路」
よりも、
「大型車両が頻繁に通行する道路」
さらに実際の記録があるなら、
「1日約〇台の大型車両が通行する道路」
の方が具体的になります。
同じように、
「狭い施工箇所」
より、
「施工幅員約〇mの狭小箇所」
の方が状況をイメージしやすくなります。
ただし、ここで重要なのは、
実際に経験していない内容や数字を作らないこと
です。
必ず自分の実務経験や工事資料に基づいて作成してください。
経験記述を作るときに確認したい現場資料
昔の工事について書く場合、記憶だけを頼りにする必要はありません。
手元に資料が残っているなら確認しましょう。
例えば、
- 工事概要
- 設計図面
- 施工計画書
- 工程表
- 工事写真
- 打合せ簿
- 出来形管理資料
- 品質管理資料
- 安全管理資料
などです。
特に施工計画書や工事写真を見ると、
「このときはこういう施工をした」
と記憶が戻ることがあります。
独学で経験記述を作るメリット
私は最初からすべてを人に任せるのではなく、
まず自分で作ってみること
をおすすめします。
理由は3つです。
自分の現場経験を整理できる
経験記述を作る過程で、
「自分はこの現場で何を考えていたのか」
を改めて整理できます。
これは試験だけでなく、施工管理者としての振り返りにもなります。
修正ポイントを理解できる
一度自分で作っておけば、
第三者から添削を受けたときにも、
「なぜこの部分を直すのか」
を理解しやすくなります。
本番で応用しやすい
単なる文章の丸暗記ではなく、
自分自身の現場経験として理解していれば、出題の聞かれ方が変わった場合にも対応しやすくなります。
それでも経験記述が書けないときはどうする?
ここまでやっても、
「何を書いていいのか分からない」
「文章はできたけど、これでいいのか判断できない」
「会社に添削をお願いできる人がいない」
という人もいると思います。
その場合は、
経験記述を第三者に添削してもらう
という方法があります。
【PR】施工管理技士の経験記述を専門家に見てもらう方法
独学で経験記述を完成できない人向けに、
施工管理技士試験の経験記述をサポートする「独学サポート事務局」
というサービスがあります。
このサービスでは、受験者自身の実務経験をもとに、経験記述の整理や添削などの支援を受けられます。
対象として案内されている資格には、
- 1級・2級土木施工管理技士
- 建築施工管理技士
- 電気工事施工管理技士
- 電気通信工事施工管理技士
- 管工事施工管理技士
- 造園施工管理技士
- 舗装施工管理技術者
などがあります。
特に、
「経験記述だけがどうしても完成しない」
という人にとっては検討しやすいサービスです。
なお、利用する場合も、自分が実際に経験した工事内容を正確に整理することが前提です。
実務経験を捏造したり、事実と異なる内容を答案として提出したりすることは避けてください。
また、受験年度の試験要項やルールを必ず確認したうえで利用してください。
経験記述がまとまらない方へ
現場経験はある。
でも、
試験答案としてどうまとめればいいのか分からない。
そんな人は、一度サービス内容を確認してみてください。
経験記述サポートを検討していい人
次のような人なら、添削サービスを利用するメリットがあります。
現場経験はあるが文章を書くのが苦手
施工管理の実務は問題なくできても、文章を書くことが苦手な人はいます。
これは珍しいことではありません。
第三者から、
「課題が分かりにくい」
「この部分を具体的にした方がいい」
と指摘してもらうだけでも改善しやすくなります。
独学で勉強している
資格学校へ通っている人なら講師に添削をお願いできます。
一方、完全独学の場合、
答案を見てもらえる人がいない
という問題があります。
このような人は第三者添削との相性が良いです。
経験記述だけ完成しない
他の問題は勉強できている。
過去問も解いている。
しかし経験記述だけ止まっている。
この場合、経験記述部分だけサポートを利用する方法もあります。
現場が忙しく、何度も書き直す時間がない
施工管理をしながら試験勉強をするのは簡単ではありません。
朝から現場。
日中は施工管理。
帰宅してから勉強。
休日も現場対応。
という人もいると思います。
限られた時間の中で、経験記述だけに何十時間も使えない場合には、添削サービスを使って効率化する考え方もあります。
逆に経験記述サポートを使わなくてもいい人
全員が有料サービスを使う必要はありません。
例えば、
- 会社の先輩が添削してくれる
- 過去の合格者が周囲にいる
- 資格学校の添削サービスを利用できる
- 自分で文章を作れる
という場合は、まず現在利用できる環境を使えば十分です。
無料で添削してもらえる環境があるなら、それを使う方が合理的です。
サービスを利用すれば必ず合格するわけではない
ここも重要です。
経験記述を添削してもらったからといって、
二次試験の合格が保証されるわけではありません。
1級土木施工管理技士の二次試験では、経験記述以外の対策も必要です。
また、出題内容や制度が変更される可能性もあります。
必ず最新年度の公式試験情報を確認してください。
経験記述は完成してからが重要
経験記述が完成すると安心します。
しかし、
完成した文章を持っているだけ
では不十分です。
本番に備えて、
STEP1
自分の経験記述の内容を理解する。
STEP2
何も見ずに構成を書き出す。
STEP3
時間を計測して実際に書く。
STEP4
書いた答案を再度確認する。
ここまで行いましょう。
完成答案を丸暗記するだけでは弱い
文章を一字一句丸暗記する方法だけに頼ると、
出題内容や問い方が少し変わった場合に対応できなくなる可能性があります。
大切なのは、
「なぜこの課題だったのか」
「なぜこの対策をしたのか」
「この対策によって何が改善されたのか」
まで理解することです。
自分自身が経験した現場であれば、この部分まで整理できます。
経験記述の対策はいつから始めればいい?
できるだけ早く始めることをおすすめします。
特に、
「試験直前になってから経験記述を書き始める」
のは避けたいところです。
まず1本目を作る。
↓
修正する。
↓
別テーマも整理する。
↓
時間を測って書く。
という流れで進めると、本番まで余裕を持って準備できます。
まず1本作ってみる
この記事を読んだら、まず自分の現場経験を一つ選んでください。
そして、
①現場条件
②課題
③対策
④結果
を箇条書きします。
いきなり完璧な文章を書く必要はありません。
この4項目さえ整理できれば、経験記述はかなり作りやすくなります。
どうしても文章にならない場合は第三者を使う
一度自分で作ってみた。
何度も修正した。
それでも、
「これでいいのか分からない」
となった場合は、
一人で悩み続ける必要はありません。
会社の先輩。
合格経験者。
資格学校。
添削サービス。
利用できる第三者を使いましょう。
【PR】経験記述だけ専門的に対策したい人へ
施工管理技士の経験記述について、
自分一人ではどうしても文章にできない人
には、独学サポート事務局という選択肢があります。
経験記述について、受験者自身の実務経験をもとにした整理・添削等のサポートを受けられます。
「資格学校へ通うほどではない」
「経験記述だけを見てもらいたい」
という人は、サービス内容を確認してみてください。
まとめ|経験記述が書けないなら「現場条件→課題→対策→結果」で考える
1級土木施工管理技士の経験記述が書けない場合、
最初からきれいな文章を作ろうとしないことが大切です。
まず、
現場条件
↓
課題
↓
対策
↓
結果
の4つに分けて整理してください。
そして、
一度自分で最後まで書き切ります。
その後、
- 抽象的な表現を具体化する
- 数字を追加する
- 課題と対策をつなげる
- 結果まで書く
という順番で修正していきます。
それでも、
「自分では何が悪いのか分からない」
という場合には、第三者の添削を利用する方法があります。
独学にこだわりすぎる必要はありません。
大切なのは、
自分自身の実務経験を正しく整理して、本番で自分の言葉として書ける状態にすること
です。
